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抱っこ散歩を覚えたじじぃ猫

皆さんこんにちは。
3匹の猫と楽しく暮らす50代主婦しろいふとしです。

 

お散歩大好きな長男猫のひーくん。
しかし季節はもう冬の入り口。
外は気温がかなり低めです。

 

出たい…。
出たい…。

背中に猫の強い視線を感じながら、窓の外を見てため息をつく飼い主です。

 

室内は暖かいから外もそうだと思ってる?

朝のバタバタを乗り越え、ほっと一息。
出勤日であればとっくに出ている時間ですが、今日はお休みなのでコタツでゆっくり足を温めます。

 

そこへスッと黒い影が出現。
ひーくんが軽やかにコタツの天板に飛び乗り、そのまま四つ足をついて静かに座りました。

 

あーびっくりした。
何でここに乗る?

 

横を向いたまま、遠くを見るかのように姿勢よく首筋をのばしています。
飼い主と視線は合わせないものの、しかし視界の隅でしっかりこちらの様子をキャッチ。

 


キーボード打てない…。

 

PCをいじろうと思っていた矢先のカットイン。
非常に迷惑。

 

なのに、飼い主のその迷惑顔まで「想定内ですが?」みたいにしてすましてます。

 

なんだよぉ。
なんなんだよぉ~。

 

エアコンからは暖気が噴き出し、コタツの中はぬっくぬく。
ひーくんが腰を落ち着けた辺りの天板は、丁度コタツの中の熱が伝導して暖まっている部分です。

 

温かいんだな。
だから分からないんだろうが…。


「散歩に連れて行ってよ」という主張を静かに発する、シニア猫のきれいな横顔を見ながらつぶやきます。

 

「あなたが思っているより、今日はとっても寒いんですよ?」

飼い主の言葉は通じないまま、無言の嫌がらせはしばらく続きました。

じゃあ出してやろうじゃん!

いつだって猫に勝てたためしが無い飼い主。
今日も根負けして出してやることにしました。

 

夏場はスイスイ、スタスタと歩き回るひーくんですが、最近では途中で抱っこをねだることが多くなりました。


ちょっと寒い日はコートの懐に入れられて、赤子のように抱っこ散歩。

 

嫌がりもせず、飼い主の二の腕に前足を乗せてキョロキョロ。
近所を1周すると大体満足してご帰宅です。

 

今日もそのパターンで行くつもりなのでしょうが、外は本当に寒い。
おハゲのある背中も、やわやわなお腹もすぐに冷え切っちゃうでしょう。

 

普段から寒さに弱いひーくん。
お洋服とおくるみの毛布を準備です。

 

多少の抵抗はあったもののなんとか薄手の服を着せて、その上からお散歩用のホルダーを装着。

 

そこへ毛布をかけて、くるむようにして胸に抱きます。
コートの懐だとはみ出していたひーくんの背中も毛布で覆われました。

 

最後にお散歩ひもをしっかり握って体勢を整え、玄関を一歩外へ。

思った通り。
外は冷たいだけではなく、吹き付けるような風も吹いています。

ほら!
寒いでしょう?

 

胸元の顔を覗き込むと、目を大きく開いて鼻をスンスンと軽く右へ左へ。
玄関が暗かったので、外の明るさに瞳孔が縮まり、瞳全体が明るいグリーンに輝いています。

 

寒さより好奇心?
季節の変化に興味津々?

 

嫌がるそぶりもなく、下ろしてくれの催促もなく。
大丈夫そうな様子。
そのままゆっくり歩きだしてみました。

外の光、外の匂い

家から少し離れると公園や空き地があります。
いつものお散歩コースで見慣れた光景ですが、毛布から首をのばして一生懸命何かを見ようとしています。

 

抱っこだから行きたい方に行けないよね。

 

公園の柵から道路に伸びている木の枝に近づいてみます。
空地に生えている背の高い雑草の長い葉っぱにも、鼻がくっつくように寄ってみました。

 

くんくんと匂いを嗅ぎ、精一杯息を吸い込む胸の筋肉の動きが伝わってきます。

 

楽しいかな?

耳はいつもより大きくピンと張って、前に横にと細かく向きを変えながら小さな音にも反応。

 

風の音に交じって、近くを通る国道の車の音がします。
走行音の他に、道路のつなぎ目で車体がきしむ音も響いてきます。

 

ジグザグに道草を食いながらゆっくり進んでいると、遠くで子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきました。

 

これから公園に遊びに来るのかな?

 

猫散歩では公園の中には入りませんが、周辺が込み合う前に移動した方がよさそう。
元気な子供たちにひーくんのビビりが発動しないとも限りません。

 

それに、くるんでいる毛布が薄手で、中まで風が入ってきているようにも感じます。


切り上げ時かな。
ねえ、そろそろ帰りませんか?

至極ご満悦

「イヤよ」も「下りたいよ」もないまま本日のお散歩は終了。
玄関でそっと下ろされると、大人しく装備品を外させてくれました。

 

結局歩いたのは飼い主1人で、ひーくんの運動にはなりませんでしたが、それでもお外の空気をいっぱい吸って満足はしたよう。

 

なので、も一回出してのアピールもありませんでした。

 

去年までは冬場のお散歩はしていなかったのですが、こりゃ今年からは「抱っこして出してくれよ」と催促されそう。

 

インドア派の飼い主ふとしがその要望にどれだけこたえられるか…。

 

ちょっとめんどくさいこと教えちゃったなあ。


と思いつつ、お目々まん丸のピカピカで、お耳もおひげもピンピンの可愛いじじぃ猫の様子が見れるならいいか。
自分の気分転換にもなるしね。

 

やれやれとひーくんの散歩ひもを片付け始めた飼い主の足元で、じっとこちらを見上げるもう1匹。

ああそうでした。
次はあなたね。

最近めっきりお散歩好きになったふーちゃん。
「次はアタシよ。」と熱い視線。

 

はいはいよー。
ふーは寒さに強いからいつも通り行きましょうね。

 

ふーちゃん用の散歩ひもをセットしながら、もっと歳を取ったらこの子も抱っこして散歩するようになるのかしらと思案。

年々体力低下中の飼い主ふとし。


5キロの猫を抱いてお散歩2回か。
まだいけるけど、先行きはちょっと不安。

 

今のところ、救いは散歩嫌いのみーちゃんかしら。

しかし

 

体力が必要な50代おばさん。
ダイエットが必要な小太り猫。

 

この二人で、抱っこしないお散歩に行くのが一番理にかなってるんですがね。
みーちゃん、今からワンコにならないかな。
無理か。

まあ、みーちゃんは猫で小太りなところが持ち味だから。

さて、お散歩好きなひーくんの為にペット用の抱っこひもでも探してみましょうか。
Amazonさんはブラックフライデーだったはず。

お安く売ってると助かんですが…。

じじぃ猫は可愛くってお金がかかってしゃーない。
じじぃっぽいところがまた可愛くって。
ああ、困る困る。
ふふふ。

 

【過去記事】
寒くなると何かと猫に手がかかります。

siroihutosi.com

 

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