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嬉しい外食。しかしメニューは見れなかった…。

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いつだって外食は嬉しいものです

嫁に行ったばかりの頃は、新しい生活に慣れるのに必死です。
しかも、じぃ様とばぁ様は高齢でしたので、食卓はいつもあっさりした食材と調理法。
当時20代だったふとしは食べ盛りでしたので、こってりとした味付けのハイカロリー食品を恋しく思い始めていました。

 

なので外食に行くという話は、本当にうれしかったのです。

 

行ったのは和食レストラン。
しろい家ではよく行くとのことで、そこ一択でした。

 

「まあでも、行ってメニューを見れば何かステキな美味しいものが載っているに違いない!」
ふとしの期待は膨らみます。

 

メニューを見る喜び

 

外食は
・作らなくていい
・片付けなくていい
・もちろん美味しい
という喜びがあります。

 

慣れない主婦業に疲れ始めていた新米嫁っこのふとしは、これだけでも嬉しい。
けれど、それと同じくらいメニューを見るのもだーい好きなふとしです。

今までだったら、隅から隅まで見て迷いに迷って最後の選択をします。
「今日はこれ。こっちは今度もし来たら食べてみようっと。」
なんて次のことまで考えながら決めます。

 

注文をしてからも、まだ繰り返しメニューをめくり
「ああ、こっちもありだったなぁ。」
「あれ、このページ気が付かなかったー。」
とかとか、いつまでも楽しみます。

 

メニューってそのお店の渾身のプレゼンですもんね。
写真も説明も、食欲をそそるように考えて作られています。
ふとしは「メニュー」という楽しい冊子がすごくすごく好きなのです。

 

触ることすら出来なかったメニュー

 

レストランに入って、メニューを見なかったことは初めての体験でした。
義父母の様子を見ながら、ある程度値段や内容を考えて注文しようとは思っていましたが、まさか選択権そのものがないとは思いませんでした。

 

しかも、メニューに至っては触ることすら出来なかった…。
そしてそのことに対して、ふとし以外の誰も何の疑問も持っていないようでした。

 

これはちょっと無理。
我慢できない。

 

そう思って、帰ってすぐ夫に言いましたよ。二人の時に。
「外食ってみんな一緒のものを食べなきゃダメ?」
「自分の食べたいもの頼んじゃダメ?」

今から思えば、こんなことを聞かなきゃいけないような環境で、「お嫁さん」をするのって無理だなと思います。

 

出来る事なら戻って言いたい

嫁っこふとしに、今のふとしがアドバイス出来るなら
「すぐ離婚しろ!」
「この後もっとヤバくなるから、今のうちだよ!」
と言いたいです。

 

しかし、まだまだ甘ちゃんの若いふとしには、それが分からない。
分かるだけの経験がないのです。

 

結局、銀婚式まで連れ添っちゃいましたしね。とほほ。

 

外食の事は、夫がじぃ様とばぁ様に話してくれたので、注文は各自で好きなものを頼もうね、ということにはなりました。

 

 

でも、細かくて小さな疑問や問題が、まだまだ次々と押し寄せる嫁っこふとし。
細かくても小さくても、積もれば大きな山となることをまだ知らない、かわいそうな嫁っこふとし。

 

振り返れば、思い出すあれやこれやが今でも沢山あります。
やっぱり食べ物の恨みって根が深いですね。

 

こんな器の小さな若いふとしの迷走ぶりを、思い出す都度描いていきたいと思ってます。
もしよろしければ、またお付き合いいただけると幸いです。

 

 

↓ 同居ってふとしには無理だったんですよ。今から思えばね。

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↓ そもそも理解できないの…。ふとしには…。

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