若い頃から、ふとしは手芸や編み物が大好きでした。
あわただしく過ぎていく日々の中で、無心にチクチクと手を動かす時間は、何かをリセットするような、心が浄化されるような時間でもありました。
に子ちゃんリクエストの軍手人形
まだ小学生のに子が、学校の図書館からお人形制作の本を借りてきたことがあります。
その本には軍手を使って作るお人形が沢山載っていました。
「おかあさーん。これ作ってー。」
とかわいい声でねだられて作りました。
普通の軍手の素朴な質感が、お人形にするとなぜか温かみのある柔らかい手触りに感じられました。
本にはありませんでしたが、中に針金を入れて手足を自由に曲げられるようにしてあります。
に子も気に入ってくれて大変満足した記憶があります。
一緒に写っている小さいウサギは、余った軍手の生地で作りました。
赤い長靴は、いち子、に子が赤ちゃんの時に来ていたロンパースから切って作ったもの。
子供服も思い出があるとなかなか捨てがたいのですが、こうして一部でも残っているといつまでも覚えていて良いものだなと思いました。
ウサギは取り外し可です。
変色してだいぶ古くなってきましたが、時々眺めては子供たちの小さい頃を思ったりしています。
フェルトや古布もお人形に
ふとしは小学生の頃手芸部に入っていました。
そこでフェルトのマスコットを沢山作りました。
その時の楽しかったことを思い出し、大人になっても時々作っていました。
材料はフェルトだったり、ストックしてある古布だったり…。
まだ残っているお人形さんたち。
この子たちも、だいぶ古びてきています。
カメさんのお顔と体は、やはり子供服。
伸縮性のあるTシャツでした。
「何かに出来そう」と捨てられない古着たち。
柄にときめいて次々買ってしまう生地も沢山。
材料ばかりが貯まって、今も押し入れに眠っています。
制作キッドも楽しかった
フェリシモで購入した、ぬいぐるみの制作キッド。
お友達の出産祝いで作ったら楽しくなって、自分の分も購入しました。
お祝いはニワトリさんとヒヨコのセット。
自分のはハムスターのセットでした。
このハムスターもボロボロになってきたので、今写真にとっておこうと思います。
ふにゃふにゃになって、大きい方はハムに見えないですね。
おでこにシワが寄っちゃってます。
手の込んだ作りで、大きなお母さんハムスターのお腹にファスナーがあります。
そこを開けて小さいハムスターを収納します。
手間がかかった分だけ、出来上がった時は嬉しかった。
でも、お母さんハムスター作りに力を注ぎすぎて、子ハムは2匹作って降参しました。
キットには10匹分の子ハムの材料が入っていましたが…。
その後数年経ってさん子が生まれ
「うーん、これは子ハムも三匹にするべきじゃ…?」
と作り足しました。
後から作ろうとしたら、背中の数字のオレンジのフェルトが見つからない…。
だから「3」は色違いなのです。
ごめんよ、さん子。
作る楽しみで心を整える
若い時は忙しい。
それでも、
「今晩こそは続きを作ろう!」
そう思うことでワクワクしたし、いろいろな心の疲れもリセット出来たりもしました。
少しずつ少しずつ出来てくる作品たち。
せっかちなふとしは待ちきれなくて、時々夜中までチクチク、チクチク。
寝不足でふらふらになって、反省して、また少しずつ少しずつ…。
手芸も編み物も、縫物も刺繡も、楽しい楽しい。
大好きな手仕事たち。
今はブログ書きやお絵かきが楽しくてちょっとお休みですが、また何か作りたくなってきました。
「次は何を作ろうかな?」
そう考えている時間も最高に楽しい手仕事の時間です。
しかし、老眼の進み具合が激しいふとし。
針や糸がちゃんと見えるかどうか…。
今はそれが心配です。
↓ 毛糸のポンポンでハムスター作った時も楽しかったです。