前編からの続きです。
↓前編まだ読んでない方、もし良ければこちらからどうぞ😀
資格試験の合否発表
ドキドキです。
本人もでしょうが、ふとしもドキドキ。
試験の為にさらに就活出遅れちゃってるんですもん。
落ちたらどうしよう。
しかし、なぜこの資格取ろうと思ったのか…?
美大に入ってまで学んだ、絵画とは何の関係も無い資格。
本当に畑違い。
いくら本番に強いに子でも、ゼロからの独学、しかも数か月のお勉強では無理かもしれない…。
ふとしの不安は募ります。
受かってほしい。
そしてその資格を武器にして、何とか就職先をゲットして欲しい。
母の切実な願いです。
合格したらしたで、ちょっと腹が立つ
「受かったよー。」
あっさり報告を受けましたよ。
ほっとしつつ、よく頑張ったと思いつつ、しかしなんか腹も立つ。
「なぁーんかさぁ、そんな世の中って甘くないんだからね。資格取れたからって、この後もうまくいくって訳じゃないんだからね。」
そんな気持ちになっちゃいました。
別に、に子は受かった自慢もしてないし、この後の就活も頑張るって言っているのに、何に対してすねているのか分からない母ふとし。
何にせよこれで、就活への足がかりが一歩出来ました。
さて、その後の就活がどうなったかというと…。
内定もらったらもらったで、ちょっと腹が立つ
「内定もらったよー。」
時期的に相当厳しい戦いになると踏んでいましたが、こちらも以外にあっさり。
そもそもこの時期、に子の希望職種で新卒を採用する企業がほとんど無いと、地元のハロワさんからも言われていました。
確かに数少ない新卒募集中の企業様。
それなのに、落ちたところもあるし条件が合わなくて辞退したところもありました。
やっぱりなかなか難しいなー、と思っていましたが·····。
その後すぐに、別の企業から内定通知が届きました。
ほんの数社しか受けるチャンスがなかったのですが、少ない機会をしっかりつかみ取ったに子ちゃんは偉い。
偉い…、偉いね。
偉いんだよね。
しかし、やっぱり何かどこか面白くない。
はて、ふとしはどうしちゃったのか…?
子は大人になり、親は幼くなり
もちろん、楽してラッキーで内定もらったわけではないって知ってます。
に子の性格からして、資格試験の勉強も相当頑張ったと思います。
それに、時々強烈に人見知りモードに突入しちゃうに子が、ハロワやUターン支援の方と何度も面談して、企業の方とも相談会や面接を繰り返しました。
自分で考えて、自分で行動して、多分一人で悩んだり泣いたりして…。
そうやって道を切り開いたに子。
それなのに母ふとしがすねたのは、おそらく資格試験合格と就職の内定という快挙に、に子の自立を感じたからです。
何かあっても自分で挽回できるくらい生きる力をつけてきていることに、嬉しさより寂しさが勝ってしまった母ふとし。
4年離れて暮らしていても、いつも膝の上にに子を座らせてぎゅっとしているような気持でいたから尚更です。
娘の成長はあっという間で、そのスピードにぽかんとしているふとしの様な親は、喜びや安堵を感じつつも、ほろ苦い切なさで胸が詰まります。
あーあ、こんな日は猫を抱いて寝るに限りますね。
ふぅ…。
あーあ…。
↓ 帰って来るって大喜びしてたふとしです。