毎日毎日、朝は眠くてしょうがないさん子。
ギリギリまで寝ているので、玄関のドアを出るまでずっとドタバタ。
うっかりすると忘れ物をしちゃうので、ふとしがチェックをしてから登校します。
しかし、なぜか手袋が見つからないことが…。
毎日使っているのに…、どして…?
重要アイテム、手袋
雪も降るし、気温も低い。
手足や耳を守るグッズ無しでは、片道何十分という徒歩通学を耐えられません。
耳なんか守らなきゃ真っ赤です。
手袋も重要アイテムなんですが、帰宅すると安心感で外して適当に置いちゃうんでしょうね。
さあ登校しよう、という時にないんですよ。
「いらない」ってあなた、指先が真っ赤っかになっちゃうじゃん。
袖にひっこめたら、いざという時危ないし、手袋は必須でしょう。
しかし、秒を争うくらい時間が無いのも確か…。
母の手袋をどうぞ
二階のさん子の部屋に取りに行っても、魔窟の様な彼女の部屋から母がさっと手袋を探し当てるのは難しそう。
この際手近にある母の手袋を貸した方が早い。
ぐずぐず言わないで、手袋してさっさと学校行きなさーい。
と最後切れ気味に言って送り出すふとし。
ぱたんとドアが閉まり、ポテポテ歩き出すさん子の姿をリビングの窓から確認し、ほっと一息。
そしてデジャヴ…
はて、なんだろう…。
確か前もこんなことがあったような気がする。
そういえば、最近毎日さん子が使っている手袋は、前に母が貸した予備の手袋。
母が貸した…。
そうだ!あれも元は母のだった。
今気づくなんて…、ふとしのうっかりさん。
それにしても、さん子にはちゃんと新しい手袋を買ってあげてたはず。
あの手袋はいずこに…?
遠慮ではなく、後ろ暗かったさん子
結局、さん子に手袋を貸すと返ってこないし、貸した手袋はさん子の手袋にされてしまって、元の手袋は探されないままになってしまう。
このループの二巡目に入っているらしい。
どうりで
「いいよ。いいよ。」
とさん子はなかなか手袋を受け取ろうとしなかった。
不思議に思ってましたよ。
この後手袋は返ってきましたが、一組だけ。
その前に貸していた手袋は、未だにさん子のメイン手袋として活躍中です。
本物のさん子の手袋はどこに行っちゃったのかなー?
魔窟化しているさん子のお部屋にあるのは確かなんだけどね。
そろそろ母の強制捜索が必要かも…、です。
↓ この時のドタバタ感は、今思い出してもドキドキ。