友だち追加

親切のつもりで馬鹿なことを言ってしまったおばさんの後悔

皆さんこんにちは。
そしてあけましておめでとうございます。


うっかりトンチンカンな言動が増えてきた50代主婦しろいふとしです。

 

久しぶりに家族そろって温泉旅行。
普段と違う高い階層に滞在で、位置関係がバグってます。

 

本館とか別館とかってややこしい

おそらく建て増しで出来ただろう別館。
本館と繋がる連絡通路が2階と3階にあります。

 

この通路のおかげで、いちいち1階まで降りなくても温泉やらお食事会場やらへ行けます。

 

しかし、各棟の上階は宿泊用のお部屋だけなので連絡通路はありません。

 

何も考えずに近くのエレベーターに乗ると、自分のお部屋にはたどり着けけない場合も…。

 

今ここは何階?
今ここは本館?別館?

 

久々にそろった娘たちの前でボケたところは見せられない。
しっかりしなきゃと、ちょいちょい自分の位置を確認します。

一晩寝たらボケちゃった?

お風呂のはしごをして、夕食バイキングもお腹ポンポンになるまで食べました。


娘たちとおしゃべりもして、後は明日の朝食や朝風呂が楽しみだなあ。

 

そんなことを思いながら夜中に就寝。

 

わくわくしたせいでしょうか。
朝寝が出来ずに早朝に目が覚めちゃいました。

 

仕方がないと朝風呂を堪能して部屋に戻ると、丁度夫も朝風呂帰り。

 

朝食までまだ時間があるからと、ロビーまで降りて一緒にコーヒーを飲むことにしました。
いつ飲もうかと昨日から楽しみにしていた宿泊客用の無料コーヒーです。

 

部屋を出てエレベーターまで2人でポテポテと歩いていると、何だか眠気がもどってきてぽやんとします。

2台あるエレベーターの前で立ち止まり、下へ降りるボタンを押して到着待ち。

 

ふと後ろを見ると、同じ階の宿泊客でしょうか。
自分より少し年上くらいの女性が1人、タオルを手に持ち立っています。

 

この方はこれから朝風呂なのね。

 

そう思いながら扉が開いたエレベータに乗り込みます。
後に夫が続いて乗り、その後ろから朝風呂の女性。

 

あら?
1階のロビーに行きたいから下へ降りて行っちゃうけど、この方一緒に乗っちゃってよかったかしら?

 

ちょっと気になっちゃったので聞いてみました。
「あの、これ、下に行きますけどいいですか?」
「あ、はい。大丈夫です。」

 

大丈夫なの…?
お風呂って何階だっけ?
下でいいんだっけ?

 

よく回らない頭で考えますが、なんとなく心配。

「下ですね?」
「あ、はい…。下です。」

 

いいのか?
まあいいのか。
そう言ってるんだし。

 

そう思ってドアが閉まるのを見ながら、行き先階のボタン「1」を押しました。
すると斜め後ろから小さく「3階もお願いします。」という声。
「3」のボタンも押しました。

 

3階か…。
うん…。そうだ。
お風呂って3階じゃん。

軽い振動でエレベーターが3階にとまり、女性は軽く会釈をして降りて行きました。

 

ドアがゆっくりしまるのをぼーっと眺めながらはっと気づきます。

 

え?
いいんじゃない?
下でよかったんじゃん。

 

いま5階から降りてきたんだから、お風呂が3階だったら下でいいじゃん!

 

どうしてすぐ忘れちゃうのか

夜2回、朝1回で合計3回もお風呂に入ってるのに。
つまり自分の部屋のある5階から3階まで、3度降りて来てるのに。

おまけに言うなら5階より上の客室なんか無いってのに!

 

「下」しかありえない状況で、「下に行くんかい?」と2回も確認した自分が愚かで悲しい…。

 

しかも親切心出した感じで…。

 

ロビーでコーヒーのいい香りを吸い込みながら、さっきの自分が恥ずかしくて、吐く息はため息になります。

 

せめて反省の証として、向かいでコーヒーを飲んでいる夫に自ら話すことにしました。

 

「おかしいよね。馬鹿だよね。」
自嘲をこめての告白でしたが、あれ?よく考えたら夫も同じ空間にいましたよ。

 

視線をあげて夫を見ると
「だったねぇ。」
と笑っています。


いや、だったねじゃなく。
見てたんならその場でフォローとか突っ込みとか…。

「え?そういえば上の階ないですものね。やだ、すいませ~ん。」
なんて、あの方に言えたじゃーん!

 

責任転嫁だとは分かっちゃいるけれど、でも、だって、今自分から話題にしなきゃ完全にスルーする気だったでしょ。

 

温泉に来ても、鉄板の無関心っぷり。

 

あーあ。

 

あなたの伴侶が目の前で恥ずかしい言動をしている時に、それをそのまま放置しないで下さいよ。

あー…。
あーあー…。
恥ずかしい。

 

それにしても、娘たちにしっかりしたとこを見せようと、あんなに何回も館内図を凝視してたのに。
何で肝心なとこでそれが出てこないのか。

 

これが老化なんだろうけど…。

 

その後、朝食会場であの方を発見したふとしでしたが、さっきのアレは訂正したり謝罪するような案件だったろうかと、グルグル思案に思案。

 

声をかけるにしても
「先ほどはー」とか?
「すいませんでしたー」とか?
うーん、うーん…。

 

思考はまとまらず、声をかける勇気も出ず。
従ってそばにもいけず、結局ただ見つめるだけしかできなかった50代主婦ふとし。

楽しみにしていた朝食は、何を食べたかほぼ記憶に残りませんでした。
とほほ。

 

【過去記事】
実家の親の老化は指摘しても、自分の老化は棚に上げて生きております。

siroihutosi.com

 

はてなブログのランキングに参加しています。

上の四角をぽちりと押していただけるとふとしのランキングが上がります。
どうぞよろしくお願い致しますです。