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ふとし(母)とさん子(小6)の家事分担

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お家のお手伝いは子の務め…

しろい家の娘さんたちは、昔から小学校1年生になると、毎日お米を研ぐのが日課になります。寝る前に、明日必要な量のお米を研いで、炊飯器にセットしてから寝ます。
いち子ちゃん(長女)もやりました。何年かして、に子ちゃん(二女)が小1になると、いち子ちゃんはお米研ぎを卒業して、お風呂沸かしが毎日のお手伝いになりました。
二人は年が近かったので、いくつかのお手伝いを順に引継ぎしながら成長していきました。

さん子も入学してお米を研ぎ始めましたが、年の離れた末っ子なので、下の子に受け渡すということもなく家事分担は増えていきました。
しかし、増えた本当の理由、それはさん子が自ら招いたものでもありました。

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さん子の家事が増えた理由は…

最初はお米研ぎだけしていたさん子でした。しかし、夏休みなどの長期休暇前に学校から配られるプリントに「家の手伝い」の欄があり、そこにさん子自らが書いたお手伝いが「風呂掃除」でした。
「できるの?」
「多分。」
「本当にやる?」
「うんやるー。」
意外とあっさり、やります宣言をしたさん子。ふとしと夫は暖かい目で見守ることにしました。(決して「ラッキー」とは思ってないですよ。うふ。)

やるといったらやる女、さん子。
たまに忘れていても、声をかけるとすぐ掃除しにいきます。彼女の頭の中には「なんか理由をつけてサボろう。」という悪魔は住んでいないようです。

掃除だけではなくて、ついでにお湯を張ってくれるので大助かり。
いつしか学校が始まっていましたが、
「お風呂は?」
「あー、やるやる。」
で、すっかりお任せになりました。

 

純粋なお手伝いから、アルバイトへと変化

ふとしにとっては、天からの助けのようなお手伝い娘でしたが、そんなさん子もお年頃。少しずつおこづかいが欲しくなってきました。

しろい家では、小中学生の間は月々のおこづかいをあげずに、欲しいものがあれば親に相談するスタイルでした。お年玉は自己管理で自由にさせていましたが、使ってしまえば次のお年玉まで大変なので、みんなそれぞれ使いどころを考えてやり繰りしていたようでした。

さん子はお年玉に対しても欲がなく、「母ー、貯金しといてー。」と袋ごと渡すような子でした。渡してしまえばもう忘れてしまうようで、返してくれとは言いません。
しかし、手元にお金があれば、好きなマンガや雑誌を自由に買ったりできるということに気づいてしまったさん子。なんとかして、おこづかい稼ぎができないかと考えました。

「母ー、やったらお小遣いがもらえるお手伝いはないかね?」
飛んで火にいる夏の虫、とはこのこと。いやいや、なんでもありませんよ。

単発のバイトがいつしか専任に

いくつかの家事の提案と値段交渉の末、さん子のアルバイトは「洗濯物をたたむ」ことに決定しました。

☆支払い金額は、その時の洗濯物の量による。
(事前に相談。1~2日分で100~200円程度。)
☆洗濯物は家族ごとに分け、部屋に届ける。
☆料金は後払い。

なお、やる気にならない、見ているテレビが面白い、などの理由でなかなかたたみ終らない時は、ふとしも手伝う。その場合支払う料金は減額される。

このような内容でしたが、さん子は意気揚々と取り組み始めました。どうやら、自分でお金を稼ぐことは楽しいことなんだ、ということをちゃんとわかっているようです。
うれしいことです。これも自立の第一歩。

終わった後に小銭を受け取るさん子の笑顔は最高です。
そして、その日洗濯物をたたまないで済んだふとしの笑顔も最高です。

さん子が洗濯物マスターになりつつある今日この頃。ふとしは「してやったり!」とほくそえんだところですが、かといって空いた時間を有効活用できずに、ただダラダラしてしまう悲しき50代です。これで痩せる訳がないですよ。しくしく。

 

ちなみに、食後の片づけや食器拭きなどのお手伝いは、主にご飯を作らなかった人々が自主的にやってくれています。
夫よ、娘たちよ、ふとしは感謝しておりますよ。ホントよ。