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ふーちゃんはトントンされたい

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いつの頃からか…

ふーちゃんは他の猫たちと同じく、保健所から譲り受けた猫さんです。
ひーくんやみーちゃんは兄弟猫と一緒に保護されていたようでしたが、ふーちゃんは隣町のコンビニにたった一匹で現れたそうです。他に親や兄弟たちは見当たらず、そのまま保護されたということでした。
そのせいか、しろい家に来てからも、先輩猫のひーくんとベタベタすることもなく、ましてや飼い主に甘えてくることもありませんでした。
怖がっている様子ではなかったので、いつか慣れる日を気長に待つことに…。

そうこうしているうちに何年もたちましたが、気づくとふとしの傍に来て自分の頭をグイグイと押し付けてきます。
試しに撫でてあげると、クネクネしてうれしそう。
ふとしも「あのふーちゃんが!」と喜び、軽くトントンしてあげましたら、グイグイぐいぐいと押してきます。
「トントンされたいのね!はいはい。」
そこからですね、エンドレスのお尻たたき係に任命されてしまったのは…。

 

さん子も係に任命されました


呼んでも呼んでも無視されることばかり。
おもちゃを振っても無反応。
抱き上げれば足蹴にされ、2秒もたない。

そんなふーちゃんが、自ら傍に来てくれるだけでもしあわせ!そう思っていたのは、ふとしだけではなかったようです。
トントンしてくれる人を求めて、ふーちゃんはさん子にもアピール!
あっという間にふーちゃんの虜になったさん子さん。
「かーわいい!母よー、見てみて!ふーちゃんかわいいよー。」
と、お料理中に呼ばれることしばしば。
猫のツンデレに恐ろしいほどハマってゆく母と娘でした。