先日の事です。
ふとしとさん子は朝から外出しておりました。
しかし、小さなトラブル発生で焦りまくっていたところ、優しい方に助けられ大変ほっこりした気持ちになりました。
とても嬉しかったので、描いておこうと思います。
さん子、無料模試を受けることにする
なんか中学生が無料で受けれる模試があると聞いて、さん子に話したところ珍しくやってみるとのこと。
鉄は熱いうちに打て
ということで、その気がある時に受けさせようとすぐさま申し込みをしました。
いよいよ今日は模試当日。
朝早くから電車に乗って出発です。
会場のある場所は、まださん子一人で行ったことがありません。
最寄り駅も大きくて迷子になりそうでしたので、ふとしが会場まで付き添いました。
建物まではすぐ着いたけれど…
駅から徒歩三分、ということですぐに建物までは着きました。
しっかり外壁に看板も出ていましたので、このビルで間違いなさそうです。
目の前の自動ドアを入ってすぐ、階段がありました。
とっとことっとこ上っていきます。
ふとしとさん子は5階に行きたい
しかし、階段は2階まででストップ。
??
この上の階へはどうやって行くんでございましょう??
一度道路にもどり、ビルを見上げて慌てふためく親子。
建物はもっともっと上の階まで存在しているのに…、はて?
「そうだ!受験票になんか書いてあったのか?」
ちゃんと見たつもりでも、見逃しがあったんじゃ…。
地図はあれども…
しかし、描いてある地図は大雑把な道路と建物の場所のみ。
通行人が行き来するなか、しゃがみ込み受験票を広げ、何やら大騒ぎしている親子。
駅前とは言え、日曜の朝はまだ静かで目立ちゃってます。
でも、ここで目立ったのがよかった。
通りすがりの方が覗き込んで、声をかけてくださいました。
地獄に仏
付き添いできたはずなのに、どうしていいか分からずにしょんぼりするふとし。
その方は励ますように、にっこりして
「うんうん。入り口はこっちですよ。」
と言って、歩き出しました。
ふとしたちがアタフタとついていくと、道路からビルの壁伝いに少し入ったところに何本かのぼり旗が見えてきました。
「あーここなんだ!」
ほっとしてその方を振り向くと、またにこっとされて
「それじゃ。」
と駅の方へと歩いて行かれました。
「ありがとうございました。」
とお礼を言うと、更ににこっとされて立ち去られました。
のぼり旗はあれども
確かに大きなのぼり旗が数本立ってはいましたが、道路からはあまり見えません。
入ってみると普通の出入り口で、ドアにもエレベーターにも、学習塾の表示はありません。
普段通っている人は大丈夫でしょうが、初めて行く人にはちょっと難しい感じ。
案内してくれた方は、きっとここの塾にお子さんを通わせたことのある方ではないでしょうか。
同じように入り口を探して、困った経験がおありなのでは?
「受験票!受験票!」
と騒ぐ親子を見て、全てを察して下さったように思いました。
何時までに、どこそこへ。
そういう指定のある時に道に迷うと、本当にドキドキします。
冷や汗じわりです。
助かった。間に合った。
なので、このようなさりげない優しさが心にグッときます。
「惚れてまうやろ~。」
じゃなくって、
「どうもありがとう~!」
と心から叫びたい気持ち。
自分も道案内したことありますが、する側だとそれほど大したことしたつもりはありませんでした。
知ってることを伝えたり、ちょっと一緒に歩いてあげたりするだけの事と…。
今回される側になって、こんなに有難いものかと感動しました。
どれだけほっとしたか…。
もう直接お礼を言えませんが、声をかけて下さった方、誠に感謝しております。
助かりました。
おかげ様で、さん子は無事に模試を受け終わりました。
しかし、ぐーぐる先生が万能と信じて疑わなくなったせいで、ちょっと迷うと途端に取り乱す、そんな情けないおばさんになってしまいました。
今回はビルの入り口探しでしたので、ぐーぐる先生は悪くないですが、頼りすぎということなんでしょうね。
さて結果は?
確実に、該当学年の模試を受けたはずですよ。
何だろう…。
結果を受け取りに行くのがすごく不安です…。とほほ。
↓ さん子とふとしはいつだってドタバタしてます。