皆さんこんにちは。
前回、顔の産毛を脱毛したいと思いつつ、取りあえずひじ下の予約をサロンに入れた主婦ふとし。
【前回のお話】
脱毛サロンに行くのなんて何年ぶりだろう…。
ちょっとドキドキしながらサロンに行く準備開始です。
朝風呂で事前処理
朝食の支度で汗もかいたし、腕のムダ毛も剃らなきゃだし。
シャワーでも浴びようと着替えを取りに部屋へ。
下着も変えようと引き出しを開けて、ふと手が止まりました。
今日ってひじ下だから服を脱がないよね。
じゃ下着って何でもいいよね。
それじゃ、いつものようにラクチンなやつでいいか。
ふんふん♪と適当に選んだパンツとブラ。
それに最近買った小ぎれいなTシャツと黒いズボンを持って風呂場へ。
身体を洗いながら、まだ真新しいカミソリでひじ下のムダ毛を剃ります。
剃れてるのかな?
老眼鏡をかけていないので、状態が良く分かりません。
まいっか。
そもそもそんなにいっぱい生えてなかったし。
切り上げようと思いましたが、ふとひざ下が気になりました。
今日は初回カウンセリングがあります。
その時、他の部位の脱毛についてもあれこれ聞くつもり。
顔の産毛も気になるけれど、ひざ下もいつかやりたいって言ったら…。
「ちょっと拝見」ってなるかしら?
うーん、ありそう。
念のためひざ下もムダ毛を剃っておきましょう。
準備万端でレッツゴー
前もって調べておいたとおり、車で20分くらいかかって到着。
かわいい小さな建物の前に駐車しました。
玄関はお花で綺麗に飾られています。
気後れしつつ、そーっとドアを開けてみると中から女性の声がしました。
「おはようございます。しろい様ですか?」
小鳥の鳴き声のような、明るくよく通る声。
「はい。しろいです。」
答えながら恐る恐る顔をあげると、スタイルの良い素敵な女性が立っています。
ふとしが室内へ入れるようにと、ゆっくりドアを引き開けてくれました。
やばい。
予想はしてたけど、やっぱりすごい美人が出て来た。
恐れていた「場違い感」が急激に込み上げてきます。
どうしよう…。
いいのかな、入っても…。
取り敢えずいろいろ記入
帰りたいけど帰れない。
いくらふとしが場違いだとしても、予約の客が帰ったらお店は損しちゃいます。
ここは覚悟を決めましょう。
指示された椅子に腰かけてお客様カードやアンケートを記入します。
住所とか名前とか。
脱毛したい部位とか、今飲んでいる薬はないかとか。
脱毛前の事前チェック。
一生懸命書き込んでお渡しすると、今度はそれをもとに更に聞き取りや確認。
サロンのお姉さんの質問にあれこれ答えつつ、自分も聞きたい事を聞いちゃいます。
するとやはり話題がひざ下の脱毛へ。
「空き時間があるので、本日ひじ下+ひざ下脱毛可能です♪」
とお姉さんがにっこり。
おっと。
話題になるとは思ってましたが、すぐ施術してくれるとは…。
時間的に顔の脱毛は無理だけど、ひざ下なら一緒にやっちゃえ!
そんなお姉さんの心の声が聞こえてきそう。
ここは乗っかる?
ひざ下も剃ってきたしね。
「じゃ、お願いします。」
どうせいつかはやろうと思ってたし。
今日やっちゃえば、改めて予約取らなくていいし。
えい!やっちゃえ!
勢いでオッケーした主婦ふとし。
いつになくやる気です。
カーテンの向こうの隣室へ
「トイレは大丈夫ですか?」
尿意は全く感じませんでしたが、入店時と今と2回も確認されちゃうと、なんだか心配になってきます。
なんたって50代ですから。
断っておいて、あとから
「やっぱりトイレ…。」
なんてことになったら
「だから言ったのに…。」
となるのは目に見えてます。
施術の途中にトイレ。
その間待ってなきゃいけないお姉さんは時間の浪費です。
ここは素直に行っときましょう。
可愛らしい内装のトイレに案内されて、しっかり用を足して準備万端。
案内されたのは、奥のちょっと大きいお部屋。
カーテンをくぐると真ん中にベッドがあって、その脇に脱毛マシンがあります。
あれでピカピカと照射するのねと考えていると、お姉さんが尋ねます。
「しろい様、Tシャツの下にキャミソールか何かお召しですか?」
「いえ、着てないです。」
「それではこちらをブラの上からお召しになって…。」
「はあ…。」
「あと、下はこちらを…。」
お姉さんが引き出しから出して、ぱっと広げてみせたのはキャミソールとショートパンツのセット。
キャミソールは細ひもで薄手。
ショーパンはかなり丈が短めです。
そしてどちらも生地はつやつやのサテンピンク。
どう見ても50代のおばさんの着るもんじゃありません。
しかしお店としてもこれ以外に施術着の準備がないのでしょう。
仕方ないよね。
脱毛サロンの顧客対象って、ふとしよりずっと若年層だろうし…。
ひじ下だけだから服を脱がないと思ったふとしが浅はかでした。
しかも勢いでひざ下まで追加。
自分で蒔いた種。
ここまで来たら、もう仕方がありません。
ふとしも覚悟を決めて着替えです。
別の問題が…
ピンクのキャミやショーパンを横目で見つつ、さあ服を脱ごうと脱衣かごを前にして、はたと手が止まります。
待てよ。
今日って下着どんなんだっけ?
「なんでもいいさ」と朝風呂の前に選んだ下着って…。
手足のムダ毛は剃ったのに、下着は全くノーチェック。
油断しまくりのふとしが身に着けているのは、全方位に伸縮性のあるリラックスブラ。
くすんだベージュで肩ひもは幅広です。
キャミの細ひもでは到底隠し切れません。
もっとひどいのはパンツです。
素材と通気性を重視した綿100%の1分丈のパンツ。
しかも自分のサイズが売り切れだったため、ワンサイズ大き目。
身体に全くフィットせず、ダフリとゆるく腰回りを覆っています。
ふとしの世代で言ったら「磯野ワカメ」ちゃんのパンツ。
最近で言ったら「おぱんちゅうさぎ」がはいてるやつです。
ベッドの上のショーパンを持ち上げて見ますが、布の面積的にこっちの方が小さそう。
スカートの下からパンツが見えちゃうワカメちゃんは可愛いけれど、ピンクのショーパンから白い綿パンツがはみ出すおばさんは…。
着るしかない…。
いやしかし…。
でも着るしかないじゃん。
絶望的な気持ちで思いを巡らせます。
カーテンの向こうでは着替え待ちのお姉さん。
何をどうしたら、これから自分がかく恥を最小限に抑えられるのか。
全く答えが見えない50代主婦ふとし。
汗が止まりません。
長くなっちゃったので、続きはまた今度にします。
あーはずかしはずかし。
ふふふ。
【過去記事】
なんでふとしが可愛いブラを持っていないのか…。
この記事で分かります。
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