皆さんこんにちは。
何気ない瞬間に、窓や鏡に映った自分の顔が視界に入り、愕然とする５０代主婦しろいふとしです。
びっくりするくらいおばあちゃん顔。
見なきゃよかった。
あーあ。
近所の朝市へ
近くの商店街で毎月開催の朝市。
お気に入りのお店は猫モチーフの雑貨が沢山。
見るだけでもニヤニヤしちゃいますが、ふと目に留まったアクセサリーがありました。
なんか…可愛いぞこれ！
猫の足形のシルバーネックレス。
肉球の部分は異素材のくすんだ緑色。
可愛いけれど可愛すぎない。
これならおばさんが着けてても許されるんじゃない？
色んなしがらみから解放された５０代。
これからは人目を気にせず、好きに生きようと思っているのですが…。
長年染みついた生き方はすぐには変更がききません。
結局何かの選択肢に当たるたびに、地味な方、目立たない方を選びがちな主婦ふとし。
しかし、このネックレスは買いだ！
例え身に着けなくても、これは持っていたい。
よし、買うぞ。
そして…着けるぞ！
ちょっとテレテレしつつ、でも勇気を出して
「これ下さい…。」
と小声で指さしました。
すぐ着けてみた
買った！
買った！
買っちゃった！！
買ったからには着けてみますよ。
お店から少し離れたところで、いそいそと袋から出して装着。
しかし鏡は持っていないので、スマホのカメラを自分向きにして映してみます。
どれどれ。
可愛い。
ネックレスは間違いなく可愛い。
しかし、それを付けた自分の姿が大変なことになってます。
ピューピューと強弱をつけて吹く風にあおられて、ショートカットの髪がぼさぼさに膨らんでいます。
加齢による髪のうねりが沢山の空気を抱え込んで、まるで静電気で帯電した下敷きを頭に当てたようになっています。
おまけに口元のマリオネット線は、お天気が良いせいでコントラストが強調され、普段よりしっかりくっきり。
そんなおばさんの胸元には、銀色に輝く猫足のネックレスがコロンと収まっています。
これは…違和感ある…気がする…。
似合わないかも、とは思っていたけれど…。
やっぱり本当に似合わないのかも。
でも、その「似合わない」にも段階ってあるじゃない？
例えば、見た人が
「似合うか似合わないかと問われれば、まあ…その…。」
って程度の「似合わない」か。
「うわ！あの人すごいね。」
ってすれ違う人が振り向いちゃうくらいの「似合わない」か。
出来れば前者を希望。
好きなものを身に着けたい。
でもそれが、あまりに大きな違和感があったら…。
着けてる間中落ち着きません。
せめて二度見されない程度に馴染んでいればいいなと、そう思うのです。
どうかな？
違和感はあるっちゃあるけど、どうかなぁ？
観賞用でもいいんだけれど
以前、一目ぼれで猫モチーフのピアスを何度も購入しました。
ハンドメイドだったり、輸入品だったり、通販だったり。
どれも皆可愛かったのですが、針が太すぎて痛かったり、モチーフが大きすぎたり、厚みがありすぎてぽこんと飛び出して見えたり…。
今では壁に飾って観賞用。
このペンダントも観賞用でいけますが、出来れば本来の用途で使用したい。
要は、似合ってるって自信があればいい。
もしくは、似合ってなくても気にしないか…。
しかし、口元の深いシワと可愛い猫足のヘッドを交互に見ちゃうと、やっぱり似合っていると思うのは無理があります。
じゃあ仕方ない。
気にしない方向で行くしかない。
よし。
気にしない…。
気にしない…。
誰も５０代のおばさんの胸元なんか見やしない。
大丈夫。
大丈夫。
きっと変ではない。
呪文か、暗示か…。
自分で自分を騙そうと必死です。
変われないけど変わりたい
アクセサリーなんか自分の好きなものをつけていいんだって。
判断基準を「似合うかどうか」から「好きかどうか」にシフトチェンジしていいんだって。
分かっちゃいるけど、そこがなかなか変えられない。
帰宅後、外したネックレスを壁の押しピンにひっかけて観賞会。
やっぱり可愛い。
買ってよかった。
可愛らしさにときめいて、似合うかどうかにハラハラする。
５０代おばさんの緩みはじめた脳みそにはいい刺激…かも。
明日お買い物に行く時も着けてみようかな。
いいよね。
だって着けたいんだもの。
よし、着けちゃえ。
取りあえず次の外出が楽しみな主婦ふとし。
着けるかどうかは、その都度悩むんでしょうけどね。
ふふふ。
【過去記事】
普段忘れているけれど、「おばさん」から「おばあさん」へ老化街道突進中なんですよね。
あーあ…。
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