皆さんこんにちは。
３匹の猫の飼い主しろいふとしです。
猫って結構よく吐きます。
場所を選ばず、時間帯も問いません。
出来ればすぐに片付けたいところですが…。
どうして夜中に吐くんかね
何か音がする…。
とっても嫌な音だわ…。
寝ぼけながら、そっと薄暗がりで時計を見ると夜中の３時。
真夜中じゃん。
悲しい気持ちで頭を枕から少し持ち上げます。
嫌な音はまだ続いていて、どうやらテーブルの向こうあたりから聞こえるようです。
ケっこケっこケっこ…
明らかに猫のえずく音です。
起きて受け止め用のお皿持っていかなきゃ。
こぼすかもしんないからトイレットペーパーも…。
頭の中で段取りが浮かびますが、なかなか起き上がれません。
重い…。
今日は一段と体が重い…。
５０代の体力低下が更に進んだのか、眠気と疲労で起き上がることが出来ません。
ああ出ちゃったかね
ぼんやり葛藤している内に一層大きくえずく音がしました。
ケぇっコぉぉぉ…
ああ。
間に合わんかった…。
受け皿じゃなくお掃除セット持ってかなきゃ。
悲しい気持ちでため息一つ。
仕方がない。
起きれなかった自分が悪いんだもの。
でもせめてフローリングの上だと拭きやすいんだけどなぁ…。
どうせもう吐かれちゃったんだし、とゆっくり構えていると今度は別なところからまたあの音がします。
ケっこケっこケっこ…
うわぁ！
２回戦始まっちゃったよ…。
焦り、諦め
一瞬、急いで起き上がろうとした飼い主ふとし。
いやしかし。
どうせ間に合わないのよ。
もうどうせ。
１か所は確実に吐いちゃってるし、今えずいてるのだってもう間に合わない。
急ぐ必要があるんかい？
猫って何回も吐く時あるし。
片付けた後、時間差でまた吐いたりもするし。
すっかり吐き終わってから起きた方が確実ではないだろうか。
クッションや座布団のような布製品に吐くことだってあるんですが…。
その場合、どんどん染みちゃうんですが…。
頭の片隅で「すぐ拭いた方がいいよ」という声が聞こえます。
しかし自分に甘い５０代おばさん。
眠気に勝てず、起きない方を選びました。
そして朝になる
もうどうでもい。
朝起きたら拭けばいいじゃん。
最後はそんなことを考えながら閉じちゃったまぶた。
気付くとスマホのアラームが鳴り、いつもの起床時間になっていました。
身体はだるく頭はぼうっとしています。
でも、昨夜見てみぬふりをした嫌な宿題の事はすぐ思い浮かびました。
物事を先送りにしても、結局後で対処するのは自分か…。
悲しい気持ちでトイレットペーパーを取りに行き、戻って部屋の中をうろうろ。
えずく音がしたあたりを見ますが、なぜだかさっぱり吐き跡が見つかりません。
なぜ？
どうして？
ぐるぐると、何度も行ったり来たり。
でも見つかりません。
隣りの部屋や廊下まで捜索範囲を広げて探しましたが何もなし。
部屋に戻り、テーブルの下やカーテンの影も見ますが何もなし。
２回以上は吐いていると思うのですが、床の上はきれいなままです。
夢か幻？
えずくだけえずいて吐きはしない。
確かにそういう時もあります。
夕べもそうだったのでしょうか。
何もない床を見つめながら時間が過ぎていきます。
ないものは拭けない。
仕方ない。
時間がヤバいし諦めよう。
でも
本当にないの？
見つけられないだけだったら？
不安がすこしずつ膨らみます。
数日後にカピカピに干からびた状態で発見したら？
床だったらまだいいけれど…。
布っぽい物に吐いてたら、状態によっては捨てるしかなくなります。
まだ吐いてすぐだったら…。
猫たちの動きで大体の場所を推測できますが、今となってはもう無理。
朝のおやつをせっせと食べる猫たちは、夕べ吐いたことなんかきれいさっぱり忘れちゃっているようです。
ないのかな。
見つけられないだけかな。
じゃあ、あるのかな。
時計をみながら重い腰を上げ、しぶしぶ朝の支度をはじめます。
「善は急げ」
「鉄は熱いうちに打て」
ことわざがいくつか思い浮かびます。
しかし「果報は寝て待て」を実行中の主婦ふとし。
今回はすっかり裏目に出ちゃいました。
ないのかな…。
あるのかな…。
数日たった今もまだ思い出しては悩みます。
次えずいたらすぐ起きよう。
絶対起きよう。
心に誓った５０代おばさんなのでした。
あーあ…。
【過去記事】
自分が愚か者だという自覚はあるのですが…。
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