皆さんこんにちは。
判断力と決断力が年々鈍くなる一方の50代主婦しろいふとしです。
仕事帰りや一人の休日。
ほっと一息つきたい時に思い出すスターバックスコーヒー。
入りたい。
でも何だか入れない。
スタバの敷居が高く感じる今日この頃です。
入った事あるのにね
一人で入ったこともあるし、娘たちと入ったこともあります。
ちゃんと注文をして、待って、受け取って美味しくいただきました。
したことあるの。
スタバでのお買い物。
イートインもテイクアウトも経験済み。
それなのに未だに躊躇しちゃう。
あれ?
注文ってどうするんだっけ?
普通のコーヒーが飲みたい時はなんて言えば出てくる?
待て待て。
せっかく行くんだからたまにはクリームが乗ったやつとかもいいじゃん?
いや?
そうなると商品名が分けわからん。
そもそもクリームは何に乗るの?
よく聞く「○○フラペチーノ」ってやつだよね。
でも「フラペチーノ」ってコーヒーじゃないような気がする。
ああ、こんなわけわからんままじゃ注文なんて出来ないわ。
過去の自分がスタバで注文したことがあるなんて信じられません。
思い出してみましょう
すーごく若い頃、一人でスタバに入りましたよ。
うんうん。
確か店内で座ってコーヒーを飲みました。
まだ若かったから勢いで入ったような気がする。
しかし入ったはいいけれど、メニューを見てもチンプンカンプン。
店員さんにコーヒーが飲みたい旨を告げて、勧められたものを買った気がします。
自分の頭できちんと考えて選んだわけじゃないから記憶が曖昧。
買えたことにほっとしながら、暖かいコーヒーをふうふうしながら飲んだことを覚えています。
美味しくいただいたのは確かですが、注文の緊張感が苦手でその後はだいぶご無沙汰。
自分の中では「ちょっと頑張らないと入れないお店」になってしまいました。
娘と一緒なら…
家族でたまに行くショッピングモール。
いつの間にやらスタバが入店していましたが、怖気づいてるふとしはいつも素通り。
しかし何度もスタバに入っている娘たちと一緒なら、母ふとしも注文できるかもしれません。
その日は久々に勇気を出してくっついて行ってみました。
「母もクリーム乗ったやつ飲んでみたいなあ♪」
列に並ぶと店員さんからメニューを渡されました。
これで待っている間に何を頼んだらいいか考えられます。
時間の猶予があることにちょっと安心。
うーん、今回でスタバへの恐怖心が薄まるんじゃない?
そしたら次からもちょいちょい一人で入れるようになるんじゃない?
よし!
気合を入れてメニューを開きます。
が…。
カタカナとアルファベットがいっぱい並んだメニュー。
何回も目で追っているうちに混乱が始まりました。
普通のコーヒーって多分これでしょ?
でもさ、せっかくだからクリームが乗ったやつをさぁ…。
商品名はお洒落ですが、何度読んでもどんな味がするかイマイチつかめません。
メニューの中の商品写真はどれも華やかですが、そこから味を想像するにはふとしの経験値が足りません。
一緒に並んでいる娘たちに相談したい。
でも自分がどういう物を飲みたいかがはっきり決まっていない為、どう相談したものか迷います。
困ってブツブツ言う母を案じた長女のいち子がアドバイス。
「どれを頼んでも、お願いすればクリーム載せてくれると思うよ。多分。」
なんですと?
そんな我儘を聞いてくれるのですか?
しかしこれで却って混乱。
クリームは乗せたい。
しかし下のドリンクは何を選んだものか…。
無難に普通のコーヒーを選べばいいんだけれど、他にどんな飲み物があるのかもちょっと気になるし…。
迷いすぎてメニューを追う目が泳ぎ出したところで、前のお客さんが注文を終えて奥へ移動してしまいました。
ヤバい。
順番きちゃった!
冷や汗たらり
何も決まってないのに店員さんの前に進むと、焦りと緊張で頭に血が上ってきました。
早く何か注文しないと…。
ドクドクいう鼓動を感じながら、ほぼ勘でメニューを指さします。
汗がじわりと滲んで逃げ出したいような気持になりながらも、当初の目的の「クリーム」を乗っけて欲しいという希望は伝えました。
多分コーヒーっぽいものの上にクリームが乗って出て来るでしょう。
ほっとしながら脇に避けて、いち子が注文をする様子を見ていると、何やらスマホを出して見せています。
何をしとるんじゃ。
はよ注文をしゃべりなされ。
自分の注文が終わった安堵で気持ちが大きくなった母ふとし。
娘がちゃんと注文できるか見守ってあげましょうというばかりの尊大な態度です。
「スマホで何してたの?」
受け取りを待つ間に聞いてみると、以前に注文した内容を残しておいてその画面を見せていたとのこと。
そういう注文の仕方があるんだって。
ほう…。
そいつは便利。
いや待てよ?
それくらいやらないと
「前飲んだあれ美味しかったなぁ。また頼みたいな。」
が簡単には出来ないってことじゃない?
それだけ選択肢が多いってことだよね。
そこまでカスタマイズ対応してくれるスタバに驚きですが…。
しかしごくたまにしか来ないスタバで、自分の好きなメニューとそのカスタマイズにたどり着くまで一体何年かかることやら。
普通に注文することすら怪しいふとしにとっては先の長い話に思えます。
敷居はますます高くなり
出来上がった飲み物を受け取って車に戻り、待望の一口目。
美味しい!
美味しいわぁ♪
どきどきハラハラした分もあってかすごく美味しく感じます。
しかしどういう訳かとっても甘い。
何が甘いの?
クリーム?
でもクリーム自体の甘さとはちょっと違う。
そして飲み進むにつれその甘さはどんどん口の中にたまっていきます。
どうやらコーヒーっぽい飲み物だと思って注文したのは、コーヒーっぽいあまーい味の飲み物だったよう。
普段コーヒーに砂糖を入れないせいもあってか余計に甘く感じます。
更に、メニューを指でさして注文をしたせいで、自分が頼んだメニュー名が全く思い出せません。
これじゃ次に行った時もうっかり同じ物を注文しそう。
すっかり同じ過ちを何度も繰り返すお年頃ですから。
あんなにエネルギーを消耗してやっと手に入れたのに…。
よく考えたらまだ若いいち子ですらスマホで注文しているくらいです。
50代のおばさんがスタバでスムーズに注文なんて無理な話だったんじゃ…?
スタバの敷居は更に高くなり、入りたい憧れの気持ちと入りたくない恐れの気持が比例してどんどん右肩上がりに。
遠出をした行き帰り。
道沿いにあるスターバックスコーヒーの看板やお店の様子が視界に入るたび、いつも複雑な気持ちになる50代主婦ふとし。
入りたいけど入れない。
でも
入れないと思うと入りたい。
いつか一人でも堂々と注文をして、自分流に細かくカスタマイズしたドリンクをじっくり堪能する粋なおばあちゃんになりたいものです。
目標は60才くらいまでに。
なれるかな?
ふふふ。
【過去記事】
↓ やる気が乱高下する50代です。
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