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小さいさん子

歳が離れた末っ子は…

いち子ちゃんとに子ちゃんは3歳違いなので、テレビも遊びもだいたい同じ。
喧嘩もするけど、二人で一緒が多かったです。

 

姉たちと10歳前後離れてしまったさん子さん。
遊んで欲しくても、これがなかなか難しい。

 

おしゃべりするというより、姉たちが「うんうん」と聞いてあげる感じ。
遊ぶというよりも、遊んであげている…。
その内についついお互いに、会話がなくなります。

 

顕著だったのが、休日に家族で遠出した時の車内です。
走り始めて30分もすると、なんとなく皆ぼーっと窓の外を眺めはじめます。

 

そんな時、急に後部座席から楽し気な歌声が聞こえてきました。

 

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さん子は気にしない

ハッとして振り向くと、にこにこしながら歌うさん子さん。
いち子ちゃんもに子ちゃんもびっくりして、まだ小さい妹を見ています。

 

本人は家族の様子なんか関係なく、とにかく歌いたいだけ歌います。
「急に歌いだしたねー。」
「ちょっと驚いたよ。」
といいながらも、静かだった車内がさん子のおかげで楽しくなったものでした。

 

とはいえやはり寂しかろうと…

二人の姉たちは、小さいさん子にいつも優しかったので、母ふとしは姉妹仲を心配することはありませんでした。

 

しかし歳が離れたせいで、さん子が遊びたい盛りの時、姉たちは学校や部活が忙しかった。

やはり、寂しい思いもしたことでしょう。

 

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しかし、昔も今もさん子さんは姉たち大好きっ子。

 

ふとしより、いち子ちゃんの帰りを待ちわびてますし、に子ちゃんの帰省が中止になるたびにがっかりしてますからね。

 

寂しい思いをした分、お互いの重要性を感じてくれたのかもしれないですね。

 

これからの長い人生を、姉妹で助け合いながら歩んで行って欲しいです。
母ふとしと、あと多分夫も、父親としてそう願っている筈です。

 

三人の娘さんたち、それぞれに幸あれと願って…。

 

 

 ↓ この間、イラスト描いたら楽しくなって、ブログに載せたやつです。
siroihutosi.com