皆さんこんにちは。
毎日毎日自分の作ったお料理を食べて、すっかり飽き飽きしている５０代主婦しろいふとしです。
飽き飽きはしていても、作んなきゃ食べられません。
一生懸命作ります。
が、どうしても作れない時ってあるじゃないですか…。
ふらっと貧血
仕事帰りにお買い物。
今日はスーパーで食材の買い出しをして帰りましょう。
あれもこれもとせっせとカゴへ。
ふと特売の札の赤文字が目に入って、よく見ようとしゃがみ込ました。
カップ焼きそばが激安です。
うーん。
これは買いでしょう。
とてもお安いですもの。
でも一応カップラーメンの特売もあるかチェックしてから決めようっと。
立ち上がろうとして腰を半分ほど上げた瞬間…。
くらっと…
ふらっと…
もう一度しゃがみ直し、買い物カートのハンドルに手をかけ姿勢を保ちます。
ああやばい。
貧血じゃん。
そう言えばここ２，３日鉄のサプリ飲んでないな。
そう思ったら急にだるさもやってきました。
さっきまで普通にお買い物してたのにねぇ。
自覚しちゃうとだめなんだよね
気付かなきゃいいんです。
夕ご飯を作って食べて一休み、ぐらいのところまで。
その後「なんかだるいなぁ」ってなっても何とかなりますよ。
でもまだお買い物すら終わっちゃいません。
カートには夕ご飯のおかずになる予定の白菜やらごぼうやらが沢山入っています。
この食材を買って帰って収納したら力尽きそう。
いや、既に尽きかけている…。
ため息をつきながらぼんやり目の前の棚を眺めると、さっき買おうとしていたカップ焼きそばが目に入ります。
安いなあ。
もうさぁ。
今晩はこれでいいんじゃん？
美味しいしね。
娘たちは喜ぶだろうなぁ。
栄養バランス的にどうかという気はします。
貧血ならば尚更。
けれど今日はもう動ける気がしません。
カートにいっぱい入れた野菜たちで明日補ってもいいんじゃないかしら。
そう、明日頑張るから。
今日はもう勘弁してもらおう。
カートのハンドルをしっかり握って、ふらつかないようにゆっくり立ち上がります。
１個、２個と特売のカップ焼きそばをカートに入れていくと、大きなカップがかさ張ってカートは山盛りに状態に。
全部で５個のカップ焼きそばと食材たち。
お会計を済ませ、満杯のエコバッグを２つ持ってフラフラしながら車へ移動。
さあ帰りましょう。
こっからがまた一仕事です。
娘たちと楽しい夕ご飯
ふとしが帰宅すると、に子がすでに帰っていてお風呂掃除や猫たちの世話をしてくれていました。
食材をしまうのも手伝ってくれて大助かり。
事情を説明して、今晩はカップ焼きそばだと伝えると
「いいんじゃなーい♪」
と喜んでくれました。
『ちゃんとご飯作らなくてごめんなさい。』
そう思う母の気持ちを軽くしてくれます。
さん子も部活から帰りました。
夫といち子は遅いので、先に３人で食べることに。
カップ麺は時々食べるけれど、カップ焼きそばは久しぶり。
「美味しいねえ。」
と皆にこにこです。
無理して頑張ってイライラするより良かったかもしれない。
サプリ飲んで早く休んで明日から頑張ろう。
後から帰宅した夫といち子には、各自カップ焼きそばを作って食べてもらいました。
ふとしは早々にお風呂に入り就寝です。
おやすみなさい。
明日はちゃんとご飯作るからね。
ごめんね。
朝ごはんのメニューを考えながら横になると、あっという間に寝付いてしまったふとしです。
元気になったけど朝は忙しい
夕べ飲んだサプリが効いたのか、朝の目覚めはスッキリ。
倦怠感も疲労感も軽くなりました。
いつものようにドタバタと猫のお世話をし、朝食やお弁当の支度です。
一通り準備を済ませ、早く出勤するふとしが先にご飯を食べました。
さて、お弁当をバッグにしまって、身支度をして…。
次の段取りを考えながら洗い物をしていると、夫が朝ごはんを食べはじめました。
もぐもぐと無言でおかずを噛みしめていた夫。
ふと何か思い出したように言いました。
「昨日って…。」
「うん。」
「何でカップ焼きそばだったの？」
「…うん？」
何を聞きたいのか、一瞬はかりかねて返事に困りました。
改めて質問するほど夫が疑問に感じたポイントはどこなのか。
なんでインスタント？
なんで焼きそば？
そゆこと？
「昨日は疲れちゃってご飯が作れなかったからだよ。焼きそばは特売で安かったからだよ。」
ありのままを答えてみました。
「ふーん…。」
分かったのか、分からないのかよく分からない「ふーん…。」
それ以上の追及はなかったけれど、そのせいでふとしは却ってモヤモヤ。
仕事から疲れて帰ってきて、テーブルにカップ焼きそば置いてあったらそりゃ嫌だよね。
分かってるからいつも頑張って作ってるんじゃん。
妻も仕事して疲れて、でも買物してお料理してるんですよ。
夕べだって何とかお料理しようって何度も考えたけど、どうしても無理だったから焼きそば買ったんだよ。
あれ、もしかして焼きそばチョイスが謎だったの？
嫌いじゃなかったはずだけど。
もしかして湯切りが面倒だったの？
やってあげなかったから？
いや、そこまでめんどくさがりではなかったはず。
出勤間際のドタバタ準備中。
妻ふとしの頭の中は、さっきの夫の質問がエンドレスリピート。
時間が無いから真意を聞き出すことも出来ません。
なんだろう。
とってもモヤモヤしちゃうじゃん！
ひと言多いわりに会話は足りない
問いただせば多分
「特に意味はない。ちょっと聞いただけ。」
そう答えるでしょう。
今までも似たようなことはあったので大体想像がつきます。
でもね、敢えて質問した理由ってあるはずなんですよ。
どこかが、なにかが夫の心に引っ掛かったから聞いたんですよ。
だけど夫はその理由をふとしにぜーったい言わないんです。
「何でもないよ。」
「いいからいいから。」
「聞いて悪かった。」
「気にしなくていいから。」
そんな風な答えを過去に何度も聞きました。
めんどくさいんでしょう。
ヘタな返事をして妻の逆鱗に触れないとも限りませんもの。
例え謝ってでも会話を切り上げた方が夫にとっては安全です。
でも切り上げられたこっちは大変。
答えが無いからずーっとモヤモヤです。
堂々巡りを繰り返すと、思考が停滞して悪い推察しか出来なくなります。
カップ焼きそばを喜んで食べてくれた娘たち。
そうやって軽くしてくれた母の罪悪感を、一晩おいて油断したあたりに夫から投げ返される。
そんな感じ。
時間差の分重みが増して結構効きます。
違う？
特に意味はない？
意味はないけど聞いてみただけ？
もしそうなら、カップ焼きそばじゃない時も妻に聞きなさいよ。
「昨日の夕ご飯は何で焼き鮭ともずくと豚汁だったの？」って。
「朝食は何で目玉焼きと野菜炒めとお味噌汁だったの？」ってね。
毎日毎食聞きなさいよね。
そしたら夫が
「昨日何でカップ焼きそばだったの？」って言っても聞き流せると思います。
特別な意味はないんだねって、それでやっと思えますよ。
モヤモヤ対策を希望します
余計なひと言が多い夫よ。
そのひと言で妻が受けるダメージがでかいので、どうか黙っちょいて下さい。
それが無理ならいっそもっとしゃべって下さい。
「カップラーメンも良いけど焼きそばも美味しいね。」とか
「また安かったら食べたいね。」とか
嘘でもいいから。
見えすいてても本心じゃなくてもいいから。
それで妻のモヤモヤは止まります。
インスタント食品やスーパーのお弁当が食卓に並んだ時は、妻がギブアップの白旗をあげた時です。
不思議がらずに黙って食べるか、労いの思いを込めて言葉をかけるか。
その二択です。
間違っても「どうして？」なんて聞いてほしくありませんし、答えを聞いて「ふーん…。」なんて言われたくありません。
禁止です。
特に「ふーん…。」はね。
「ふーん」に「…」が付くと妻のモヤモヤが増幅するから絶対言ってはいけません。
今度もし言ったらやり返してあげますからね。
夫が何か言ったら「ふーん…。」で返事しますよ。
全ての返事を「ふーん…。」にしますから。
きっと恐ろしく嫌な気持ちになるでしょう。
いえ、なって欲しい！
覚悟しなさいね。
よし！練習しながらその時を待ちましょう。
「ふーん…。」
「ふーん…。」
「ふーん♪」
あれ？
楽しくなってきちゃった。
おっかしいなぁ。
怒ってたのになぁ。
ふふふ。
【過去記事】
↓ 同じようなことで怒り続けてウン十年。この先も、ずっと、きっと…。
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