皆さんこんにちは。
たぷたぷのお腹にため息をつく５０代主婦しろいふとしです。
秋ですね。
食欲の秋です。
芋だ！栗だ！かぼちゃだ！
大好きな食材たち。
秋に大活躍の芋栗かぼちゃ。
肌寒くなると特別美味しく感じます。
お料理だけじゃなくスイーツにも市販のお菓子にもバンバン使われてますね。
ふとしが毎年楽しみにしているのはセブンイレブンのかぼちゃプリン。
あと、カルビーのおさつスナック。
そして今年初めて食べて虜になったロッテのチョコパイ和栗ケーキ。
ちょっと！
こんなにおいしい物を普通に売ったらだめですよ。
食べちゃうじゃん！
寒いと余計お腹が減るんです
今年の秋は突然やってきたような気がします。
いつものようにちょっとずつ寒くなるのではなく、ズドンとドカンと急に気温が下がりました。
気持ちの準備も体の準備も出来ていないのに、足元から首筋からひゅるんと冷たい空気が…。
すると本能が叫びます。
「食べろ！」
「太れ！」
「腹に脂肪を蓄えろ！」
脳からの強い指令に抗うすべもありません。
スイーツ売り場の前で立ち止まる時間が長くなって、購入率も上がっております。
「寒いのが悪いのよ！」
自分のせいじゃないわと責任転嫁しながらカゴにポンポン。
「美味しいのが悪いのよ！」
人のせいにして食べちゃいます。
鏡に映った真実の自分…？
痩せたいけれど食べたいおばさん。
ダイエット中なのに体重計の数値は一進一退で停滞中。
減らない。
でも増えもしない。
かろうじて今の体重をキープしていることに鷹をくくり、ちょっとくらい食べても大丈夫そうと安心していました。
ところが休日のお昼ご飯の支度中、何気なく振り向くとキッチンと洗面所の引き戸と浴室の折れ戸が全開になっていました。
目に入ったのは浴室の鏡。
普段はどれかの扉が閉まっているので、この距離で鏡に映ることはありません。
？？
えーっと…。
誰だろう、このおデブさんは…？
遠くの鏡に映る部屋着のおばさん。
お腹周りが横に膨らんで『不思議の国のアリス』に出てくるハンプティダンプティのようです。
えーっと…。
えーっとぉ…！？
冷静に状況把握をしようとしますが、焦りで思考が停止しちゃいます。
右を見たり
左を見たり
くるりと回ってみたり
なぜあの鏡の中のかなり太ったおばさんは、自分の動きと一緒に動くのだろう…？
あれは…。
あれは、もしかして…。
とっくに分かっている答えを出したくないふとし。
しかし明らかに鏡に映っているのは自分です。
これが現実か…。
体重が増えなくても体形は変わるってことなのか…。
でもこんなに？
今までの脳内の自分と違い過ぎない？
諦めきれない
丁度そこへ２階からに子が降りてきました。
「ねえねえ。お母さん太ったかしらねぇ？」
浴室の鏡を眺めながら訪ねると、に子が笑いながら答えました。
「お風呂の鏡さ。広がって映るよね。」
「？？うそ！そうなの？」
「そうだよ。おねえちゃんもそう言ってたよ。」
このお家に引っ越してから何年もたつけれど、そんなことには気づいてませんでした。
鏡のせい？
あの姿はふとしの真実の姿じゃないの？
に子によると
「映った顔を見れば分かるよ。縦横の比率がおかしいじゃん。」
「確かに横長だけれど、顔まで太ったんだなと…。」
「いや、それはないよ。」
急いで別の鏡を見ると確かに、かなり違って映ります。
毎日見ている浴室の鏡ですが、どうやら歪んでいるらしく、距離があるとそのゆがみが大きくなるようでした。
「知らんかった。歪んでたのね。」
ほっとした気分でまた浴室の鏡を見ると、ゆで卵の様なふとしが映ります。
良かった。
これが真実の姿じゃなくて、本当に良かった。
近々真実になったら困るから
秋はこれからだし、冬もやって来ます。
寒さはどんどん増してきますし、食欲も負けじと増加することでしょう。
浴室の鏡が映すふとしの姿は真実ではなかったけれど、未来の姿になる可能性はあります。
恐ろしい…。
かぼちゃプリンもおさつスナックも和栗のチョコパイもいーっぱい食べたいけれど、食欲任せにはならないようにしなければ。
冬眠前のクマの勢いで、そのまま冬の間食べ続けたら大変ですものね。
ああ恐ろしい…。
秋ってこわいわぁ…。
ふぅ。
なんかお腹すいてきたなぁ…。
【過去記事】
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