皆さんこんにちは。
秋の訪れと共に全身カサッカサになりつつある５０代主婦しろいふとしです。
お肌の状態なんてもう何十年も気にしたことがありません。
夫すら関心の無いおばさんのお肌なんて気にするだけ無駄。
お金もかかるしねぇ。
手入れなんかしてもしなくても…
ちょっとカサってしてたからって死ぬわけじゃない。
子育て時代は自分のお手入れなんかできませんもの。
セルフメンテの時間なんかより、とにかく寝たかった。
時々急にやる気に満ちて日焼け止めや美白化粧水、高保湿クリームを購入しましたが、いいとこ数回使用して後はずっと棚で放置。
そうやってほとんど使用しないまま古くなった化粧品を処分しているうちに、買うこと自体を控えるようになりました。
そんな生活に慣れてしまい、子育てが終わった今でも自分のお手入れはほとんど省略。
ドラッグストアで買えるお手頃価格のオールインワンを朝晩塗るだけの日々。
楽だし、時間もお金もかかりません。
「してもしなくても」じゃなくって
「しない」方が断然いいじゃん
いつからかそう思うようになっちゃいました。
顔が老婆のようになりました
何十年とロクな手入れをしてこなかったふとしのお顔。
目の下の太く深いゴルゴ線。
ピノキオにも圧勝するくっきりしたマリオネット線。
マスクに隠れない位置に出来た大きなシミ。
顔だけじゃありません。
首には細かく広くちりめん皺。
洗面台のライトをつけてよーく見ると、そこには実年齢より何十歳も上のおばあちゃんが映ってます。
ひどい…かも…。
これはお化粧でも隠し切れません。
せめて実年齢程度には見られたい。
やはり何か手を打つべきか…。
僅かに残っていた女心がふとしの中でちょっぴり目を覚ましました。
乾燥は顔だけに留まらず…
かゆいんです。
いろいろ。
気付くと掻いている。
足のすねとかね。
皮膚の薄いところはヤバいんです。
ひっかいて赤くなっているその周りは、乾いて干からびて粉を拭いたようになっています。
こりゃ相当乾燥してるね。
取りあえずクリームを塗りますが、ちょっと油断して塗り忘れるとすぐカサカサに。
毎日塗らなきゃダメなの？
なんですぐカサつくの？
と、そこでふと思いました。
皮膚って一枚よね。
全身繋がってんじゃん。
実は手足も背中も顔も乾燥していて、一部に塗ったクリームなんかすぐ全身に吸収されちゃってる？
うーん、ということは全然保湿が足りてない。
つまりこのまま放置していると、いつか全身かゆくなっちゃのでは？
あー、それはいやだな。
避けたい。
かゆいのは辛いですもの。
それでは対策を
怠け者でケチンボのふとし。
いかに簡単にお金をかけないでお手入れをするか考えました。
「そういえばいち子が、もういらないってボディクリームを沢山お父さんにあげていたっけね。」
よし！
それ頂いちゃいましょう。
大きなきれいなボトルに入ったボディクリーム。
風呂上がりにすぐ使えるよう洗面所にスタンバイします。
さあ塗るぞ！
たっぷり塗ってやる。
さっさとお風呂を済ませて、いそいそと洗面所へ。
しっかりタオルで体を拭いて、いよいよクリームを手に取ります。
「これ塗ったら今日からふとしもつるつるね。」
今までずっと放置してきたお肌。
一回ボディクリームを塗ったぐらいでどうにかなるはずも無いのですが、期待は膨らみます。
ポンプを押しては塗り押しては塗り。
どの位塗ったらいいのかも分かりませんが、とにかく全身に塗り付けます。
ふと鏡を見るとデコルテがつやつや。
肌表面のクリームが光っているだけなのに、まるでふとしのお肌が若返ったようにみえます。
毎日続けたらいつか表面だけじゃなくお肌そのものが潤うようになるかもしれません。
今からでもいいのかな。
遅くなったけど続けてみようかな。
かゆみや乾燥対策で塗ってみたボディクリーム。
いつもより少ししっとりした手足を触っていると、何だか心もすこし潤ったように感じました。
カサカサなのは肌だけじゃなかった
せっせと塗ったボディクリームは、大瓶だったにもかかわらず数日で激減。
ポンプを押しても出なくなりました。
仕方ないよ。
使いかけだったんだし。
ドラッグストアで詰め替えを買おうと棚を見ると、あれ？意外とお高め。
買えない金額ではありませんが、何十年と染みついた貧乏性がここで顔を出してきました。
今まで無くても生きてきたんじゃん。
とりあえず家にあるハンドクリームでも塗ってりゃ一時しのぎにはなるのでは？
そもそも何のために潤うの？
誰もふとしの事なんか見ないのに。
詰め替えパウチを取ろうと途中まで伸ばした手が止まりました。
節約を美徳として何十年。
必要性があるかどうかも怪しい自分のお手入れなんか無駄で贅沢。
いつもそんな風に思って買うのをやめていた品々が目の前に並んでいます。
ああそうか、カサカサの原因ってこれかもね。
心が枯れ切って自分の事なんかどうでもよくなってる。
こんな状態じゃお手入れしようって気にもなりません。
でもね、そろそろ自分でかけた暗示をといてもいい頃かも。
子供のためにでも夫のためにでもなく、自分の為に頑張ろうかな。
自分の顔や手足を見て、自分が喜ぶために。
「おっ！ちょっと良くなってきたね」
なんてニヤッとするために。
だからボディクリームくらいいいじゃん。
何十年も頑張ってきたご褒美なら安いくらいです。
買いましょ買いましょ。
そして
塗って塗って体も心もたっぷり保湿するんだ。
乾いた肌と貧乏な心にお別れだー！！
がんばろっと。
【過去記事】
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