↓ 前回、ドラマにハマったのに自動録画予約が出来なくて、ついイラっとしたお話を書きました。
今回はその続きなんですが、せっせと家事をする夫の頑張りが裏目に出ちゃったお話です。
そして、妻ふとしの我儘勝手な日常が浮き彫りとなる内容となっております。
乞うご期待!
えへへ😅
じーっくり観たいのです
セリフの一字一句たりとも聞き逃したくないふとしは、いつもよりテレビの音量を上げて観ています。
何を観ているかというと、前回同様このドラマです。
ぼそぼそ語るシーンも多いこのドラマ。
他の出演者さん達のセリフも、裏があったり重要な意味があったりするので、しっかり聞いておきたいのです。
夢中になってストーリーを追っているうちに食事は終了。
しかしドラマはまだ半分ほど残っています。
さっさと食器を洗って片付けたいところですが、後半のお話も気になる。
観たい気持ちを止められず、食後のアイスを出してきてテーブルに座り直します。
そんな母に習い、いち子とさん子も座ったままです。
この様子を見ていた夫。
そっと席を立ち、流しの食器を洗い始めました。
優しい夫。しかし…。
さぁ観るぞ!
と画面に食いつく3人でしたが、途端に始まる水音。
どうしようかと思っていると、水音はすぐに止まって食器をスポンジでこする微かな音に代わりました。
ちょっとほっとしながらまた画面に集中。
そして話は進み、この回最大の山場へ。
ところが
「ジャー!ジャー!ジャー!」
突然また水音がはじまりました。
今度は食器に当たって跳ね返る音も。
蛇口からただ流すだけの音ではなく、大小複雑な音が入り混じって聞こえてきます。
「ジャー」
「シャバ―」
「パシャッパシャッ」
汚れや泡をきれいに流そうとする夫の気持がこもった水音です。
しかしこれにより、セリフはほぼかき消されてしまいました。
この時、テーブルにいた全員が同じ気持ちに。
「ありがとうお父さん。ありがとう!でもさぁ…😥」
止まらない家事の音
止まったと思うとまた始まる水音。
耐えかねたいち子が、そっとリモコンの一時停止を押すようになりました。
静止画面をじっと見つめながら、音が止むのを待つ母と娘ら。
そして水音が止まると再生開始。
しかし無情にもまたすぐに水音が…。
ほっとしてイラっとすることの繰り返しに、段々と無表情になっていくふとしたち。
洗い物をやってくれている父親に文句は言えない。
水音が止まると、今度は録画を巻き戻して、聞きそこなったセリフに耳を澄ますようになりました。
終始無言でしたが、母娘3人の気持はピッタリ一緒でした。
そうしているうちに洗い物は終了。
これで本当にドラマに集中できると、みんなが思った瞬間。
「ガサッ。ガサ、ガサッ。ザザザッ。」
何事かと音の方を見ると、夫が燃えるゴミの大袋を持って歩いています。
ゴミ箱からゴミを回収し、その場で持ち手部分を結び始めました。
どうやら明日は燃えるゴミの日のよう。
「ありがとうお父さん。ありがとう!!でもっ、でもさぁー😫」
止めろとも言わず代わるとも言わず
解決策はあったのです。
どうすればよいかは分かっていました。
「お父さん、洗い物はやらなくていいよ。後でやるから休んでいて。」
そう言えば良かったのです。
ゴミ収集についてもね。
こんなに献身的で良き夫、父親もそうはいないでしょう。
その労をねぎらい気づかいに感謝し、速やかにリビングへと退いて頂けば良かったのです。
しかし、何だか言いたくない。
妻と娘たちのイラつきを全く感じない夫に、イラつきを通り越して怒りにすら感じるこの気持ち。
「理不尽」
とは正にこのことでしょう。
しかし…。
届かな過ぎて、無視してるのかと思うくらい無反応。
なんだかとっても腹が立つ妻ふとしです。
ぷんっ。
でもね、いつも家事してくれてありがとさんですよ。
そこはとっても感謝しとります。
本当よん。
へへへ。
↓ 何年たっても妻の心が読めない夫は、若かりし頃もこんなでした。