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制服のリボンが見つからない衣替え

みなさんこんにちは。
急に寒くなって慌ててコタツを出した主婦しろいふとしです。

 

さん子の中学校も冬服へ衣替え。
クリーニングしてあった制服を引っ張り出したさん子ですが…。

 

リボンが無いってどゆこと?

出勤して間もなく夫からLINE。
「さん子冬服のリボンないってさ。」

 

夕べさん子に「衣替え大丈夫かい?」と尋ねた時も、今朝確認した時も
「大丈夫だよ。」と軽い感じで言っていたのに?

 

ふとしが家を出る時にはまだ着替えてなかったさん子。
その後冬服を着ようとして、リボンが無いことに気が付いたのでしょうが…。

 

なんで無いの?
そして今日あの子はどんな格好で学校に?

今日はごまかしたが明日はどうする?

夕方さん子の帰宅を待って、質問する母ふとし。

 

「なんでリボン無いの?」
「どこしまったの?」
「今日はどうしたの?」

 

いつものように手洗いとうがいをすませて、のんびりした感じでさん子が答えます。

 

「なんかねぇ、無いんだよ。」
「リボンを畳んだところまでは記憶あるんだけどねぇ。」
「まだ夏服の子もいたから今日は大丈夫だったよ。」

 

ああそうか、移行期間というものがあったんだった。
でもさぁ、明日寒かったらどうするんだい?

記憶をたどる親子

よし、落ち着け。
ゆっくり思い出そう。

 

そう自分に言い聞かせて、さん子の冬服の記憶を手繰り寄せます。

 

クリーニング!
そうだ、制服はクリーニングに出したんですよ。

 

6月の衣替えの後、リビングでさん子から受け取り、ポケットに不要なものが無いか確認。

その時、リボンは家で洗えばいいからとさん子に返したんでした。
リボンのクリーニング代って結構お高いんですもの。

受け取ったさん子はその場でリボンを畳んでいたように思います。
本人もそこまでは覚えているみたい。

 

しかし、その後どうしたか…。

 

お洗濯したんじゃないの?

 

でも母は干した記憶も畳んだ記憶もありません。
さん子も同様。
畳んでもらった洗濯物を部屋へ持ち帰る際、リボンは見ていないと言っています。

 

つまりクリーニング時のやり取り以降、母も娘もリボンについての記憶がない。
ああこりゃ困ったなぁ。

 

探す探す探す…のみ

とにかくなければ困ります。
すぐ明日にでも困ります。

 

探すしかない。

 


二人でさん子の部屋へ入室。
そこはいつもの通り、魔窟のような散らかり具合。

仕方がない。
嫌だけど仕方がない。


一緒に探すしかないんだ。

 

床に積み上げられた雑誌やまんが、古いノートや使用済みの参考書が邪魔で動きが取れません。
クローゼットは物が多くてゴタゴタしています。

 

ぶつからないように気を使いながら、2人であっちこっちと探し回りますがどうにも見つかりません。

 

本人が既に一通り探し終わっているというところも、もう一度丁寧に見直しました。

 

ないなあ。
なんでかなあ。

 

いつもであれば、母がねちっこく探し始めると
「ほらここにあったよ。ちゃんと見たのかい?」
「あれ?おっかしいなあ。」
てな感じで探し物もすぐ見つかるのですが、今回はちょっと違う。

 

部屋中の引き出しやバックや服のポケットたちが
「ここにはねぇよ…」
と言ってるような気がします。

 


「何回おんなじとこ見るんだよ」
などという圧も感じる気がします。

 

もちろんここだけではなく、制服の受け渡し場所だったリビングも、もう何度も探しています。

 


他の場所にあるとは思えないのですが…。

 

諦めちゃった…?

夕方は忙しい。
リボン探しばかりしている訳にはいきません。

 

一旦中断することにしましたが、どうも探しだせるような気がしない母娘。

 

「ねえ、リボンってどこで買ったんだっけ?」
「制服と一緒に商店街の指定店で買ったんだよ。」
「ふーん…。」

 

さん子の質問に、ふとしも考えを巡らせます。

 


商店街は閉めるの早いから、もう今日はリボン買えないよね。


明日の昼間電話しておいて、夕方仕事終わりに直行したら…。


ああーリボン単品っていくらするんだろう。
お高いよねー。

 

疲れたふとしとさん子は、もうリボンは出てこないかもと思い始めてしまいました。

ケチでしぶとい母

夕ご飯の支度をはじめながら、それでもまだ頭はリボンの事でいっぱい。

 

あと探してないところってないかね。

 

明日買うしかないと思いつつ、まだどこか諦めきれない母ふとし。

 


見つかりゃ、こんなにいいことはないよね。
見つかりゃ、リボン買わなくて済むしね。

よし。
もう一度記憶を手繰ろう!

人参の皮をむきながら、虚ろな目であの日の自分とさん子のやり取りを思い浮かべます。

 

「リボンはクリーニングじゃなくていいよ。家で洗えばいいじゃん。」
と母。

そしてリボンを受け取って畳むさん子。

 

畳む…
畳んでそれからどうしたか、だよ。

 

さっきから何度もこの先を思い出そうとして無理だった。
ならば、思い出すんじゃなくて推理してみたらどう?

 

なんかコナン君みたいじゃん♪

見た目はおばさん、心はどうかな

リボンは畳まれたのです。
何のために?

 

お洗濯はされてなかった。

 

だから、ふとしもさん子も畳んだリボンはきっとどこかのポケットへ入れたのだろうと思いました。

でもポケットじゃなかったのかも。

 

畳んで入れる。

 

どこに?
何のために?

 

家で洗うつもりだったんだから…。
やっぱり洗濯機へ…?

 

リボンを畳んださん子が、その後すぐネットに入れて洗濯機に入れたとしたら?
なれた動作だったから頭に残っていないのかもしれません。

 

リボンは軽い素材で、しかもコンパクトに畳まれていた。
だから他の空になったネットに紛れて、リボンを取り出されないまま片付けられてしまったとしたら?

 

今もそのままネット内に残っているとしたら?

皮むき中の人参をほったらかし、ネットをしまってある引き出しへダッシュ
普段よく使うネットをみんな出してひっくり返してみます。

 

うーん、ないなあ。
素人のおばさん探偵じゃコナン君にはなれないということか…。

 

がっかりしてうなだれると、下の段に別のネットが入ってるのが見えました。

あら、まだあったのね…。

下段は前に物が置いてあって開けにくくなっています。
よけて引き出すと小物用の小ぶりなネットが沢山入っていました。

 

最近小さめのネットが少なくなったと思ってたら、ここに入ってたのかぁ。
新しく買わなくてよかったわ。

 

などと思いながら、一つ二つと順番にファスナーを開けてみると中に何か入っています。

 

あれ?
これって?

 

リボンは見つかり母は威張り散らす

「あったよー!」

 

テンション上がりまくり。
得意げに声を張る母ふとし。

 

自分の推理で当てちゃったからもう鼻が高い高い。
ふんふんと息をしながらさん子の部屋へ。

 

どや顔でのけぞりながら見つけたリボンを渡します。

 

 

思っていた通りのリアクションをする可愛いさん子に大満足。
ますますアゴをつき上げながら、えへんと偉そうに事の詳細を説明する母ふとし。

 

それをウザがるでもなく黙って聞いて、素直に感謝するさん子。

 

喜ばれるし
推理は当たるし
お金もかからなかったし

 

「俺はやったぜ!」
みたいな達成感で心が舞い上がります。

 

でもよく考えれば、何も儲けてないし時間もかなり無駄にしております。
プラスマイナスで言ったらマイナスの方が多そう。

 

母はコナン君気分で浮かれちょりますが、まぐれ当たりも今回限りかもしれません。

 

だから、さん子さんや。
お互いの為に物はなるべく無くさないようにしましょうね。

 

ハラハラドキドキを乗り越える余力も残り僅かの50代母ふとし。
どうか高校の衣替えはスムーズに過ごせますように。

 

うーん。
その前に受験かぁ。
そっちの方がハラハラドキドキですね。
ふふふ。

 

 

 

【過去記事】
↓ きれいに片付いてたこともあったんですけどね。いっときだけでしたね。

siroihutosi.com

 

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