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さん子とカラオケは行く前が大変

皆さんこんにちは。
三女さん子と一緒に行くカラオケを生きがいにしている50代母しろいふとしです。

 

思いがけず午前授業になった今週の金曜日。
母ふとしも仕事がお休み。

 

これは行くしかないでしょ。
カラオケ♪カラオケ~♪

突然の午前授業

「明日お弁当要らないよ。」
水曜日の夜、さん子が言います。

 

高校生になったさん子は毎日お弁当持参で登校。
なぜにお弁当が要らないのかしら?

 

「なんかね、先生たちみんな調子悪いみたいよ。」

あらあら。
ちょっと前なら大騒ぎになった集団感染とやらかしら。

しかし聞くところによると、調子悪いながらも授業をしている先生もいるらしいので、感染症ではないのかも。

 

謎ですが、詳しく聞くすべもありません。
最近は学校もいちいち内部事情を報告してきたりしませんもの。

 

さん子に悪い物をうつさないでもらえりゃいいです。
学校できちんと対策して下さい。

 

ところが翌日さん子からのLINE。
「金曜日も午前授業になるらしいよ。」

 

おっと。

 

「学校大丈夫かしら」と思いつつ、ピコーンとひらめいちゃいました。

明日って仕事お休みなのよ。
さん子は午後お休みなのよ。

 

2人ともお休みならば、行けるんじゃない?
カ・ラ・オ・ケ!

どうしても行きたいの

カラオケに行けるとさん子も大喜び。

夫に言うと
「土曜は学校あるんじゃないの?」

 

そうか。
土曜は電車の関係で平日より早く家をでなきゃならんかったですね。

そうなると金曜の午後に遊び放題で疲れちゃうと、次の朝さん子が起きない事が予想されます。

 

さん子は、本当に本当に朝起きてこない。
何度起こしてもぐずぐずと寝っぱなし。

 

カラオケには行きたい。
でも、そのせいで土曜の朝さん子が起きなかったら…。

 

いやしかし、木曜、金曜と緊急で午前授業になったのならば土曜だって怪しいもの。
そう思ってさん子に聞くとやはり土曜はお休みになるとのこと。

 

もうっ。
行くしかないじゃん♪

 

金曜の午後に予約しておいた美容院はキャンセルして、一週間後に再予約です。

そうそう午前中は剥離骨折の経過観察で整形外科でした。
開院前から並んで、朝一で受診を済ませちゃいましょう。

 

わくわく。
行く気満々です♪

寝っぱなしのさん子

仕事も終わったし、明日はカラオケだし。

 

喜んで帰宅すると、午前授業でとっくに家に帰っている筈のさん子の姿が見えません。

靴は玄関にありますが、呼んでも返事がないのは部屋で寝ているのでしょう。

 

いつもと違う時間に下校になったため、誰も迎えには行けませんでした。
駅からは歩いて30分ですが、日ごろの疲れもあるでしょうから寝かしときましょう。

 

そうは思いましたが、ご飯を食べようと何度LINEしても起きては来ません。

 

自分も寝不足気味だった今週。
待っているうちに、その疲れが出てぐったりしてきました。

 

仕方がないと一人で食べ始めていると珍しく夫が早めの帰宅。
さん子が起きてこないと、仕事帰りの疲れている夫に軽く文句をぶつけつつ、後はまかせたと早々に寝ることにしました。

 

まあ、今日これだけ寝たらさん子も明日は元気になるでしょ。
明日も朝は普通に登校だしね。

 

自分も体力回復しとかなきゃ。
お休みとはいえ、朝はいつも通りに朝食の準備があります。

という訳で、さっさと寝て、そして翌朝さっさと起きた母ふとし。
時間になっても起きる気配がしないさん子にLINEをしますが、当然のように無視されます。

 

はいはい、いつものパターンね、とすぐさまLINEで電話。

 

やっと出たさん子は寝ぼけ声。
おはようの声もかすれて途切れ途切れです。

夕べふとしが部屋に引き上げてから、一度は起きた気配がしてましたが、それでも相当寝っぱなしだったはず。

 

さすがに今朝は起きるでしょ?
午後のカラオケも楽しみにしてたし。

 

そう思って待っていましたが、LINE電話を切ってからもう十数分。
さん子の部屋からはなんの物音もしません。

 

あんなに寝たのに。
母だって疲れてるし、お休みだけど起きてご飯作ってるのにぃ。
おまけに午後はカラオケなのにさぁ。

 

こんな日くらいちゃんと朝起きてよー!

 

日頃から朝寝坊の娘への不満爆発です。

行くかやめるか悩むカラオケ

結局、相当ヤバい時間に起きてきたさん子。

プンスカ怒っている母ふとしは、手伝ってやるもんかと見てみぬふりで別室へ移動。

 

ドタバタと支度をしてさん子が玄関を出て行ったあと、はてこんな気持ちでカラオケなんて行けるんだろかと悩みます。

 

「今日は行かない。」とLINEを送ればそれで終わりです。
さん子が一人で行ける場所でもありませんし…。

 

しかしあんなに楽しみだったのに…。
さん子もあんなに喜んでいたのに…。

 

キャンセル可能期間だったけど、美容院にも申し訳ないわ。

 

ふとしがカラオケに行こうが行くまいが、美容師さんには全然関係ないことですが、1人で勝手に後ろめたい気持ちに。

 

決められないまま時間は過ぎ、とりあえず整形外科へと出発。

でもさ、カラオケに行かないなら早く病院に行く必要ないじゃん。
そう思いつつ開院前の玄関に並びます。

「中止」のLINEを送れないまま、病院はあっという間に終了。
剥離骨折部分にずっと巻いていたサポーターを外す許可が出て、普通に歩けるようになりました。

 

三週間以上しっかりと固めていた左足首は、サポーターがないと逆に不安になるくらい軽い軽い。

 

これは快気祝いしなくちゃじゃん?
やっぱカラオケ行かなきゃないじゃん?

 

気持はぐっとカラオケに傾きますが、さん子へのプスプスした不満はまだ抜けきっていません。

 

もうほんとに、さん子ってやつは…。
今日に限った事じゃないんだよね、ホントにさぁ。

帰宅して一息つきながらじっとスマホを見つめる母ふとし。

 

ところで今日あの子は何時に下校なのだろう。

昨日のLINEを見ると、学校が終わったとのメッセージが12時半頃に届いていました。

 

じゃあきっと同じくらいの時間に、何らかの連絡が入るに違いない。
よし、その内容を見て行くかどうか決めようじゃないか。

 

寝てばかりいるさん子に母が怒っていることを本人も気づいてはいるはず。
それならば、さん子からそれなりに誠意のあるメッセージが届くかもしれません。

 

行くかどうか、全てはさん子次第。
ちらり、ちらりとスマホを確認しながら、母ふとしはお昼の準備を始めました。

仕方ない、行くか♪

さん子次第と思いつつ、しかし頭の中ではどんどん午後の計画が立ち始めました。

 

まず、自分はご飯を食べちゃうじゃん。


さん子が駅に着くのはお昼とっくに過ぎちゃうから、途中で何か食べるものを買ってあげよう。


ああ、制服のままだと疲れちゃうだろうから着替え持っていこうか。

 

頭の片隅で
「さん子次第なんだよね。
中止もあるんだよね。」
と声がしますが軽く無視して、2人でカラオケに行くプランができていきます。

 

あとはさん子からLINEが来るだけ。
しかしスマホはしんとしたまま時間が過ぎ、ふとしは今か今かと画面をにらみ続けます。

 

もしかしたら母の怒りに恐れをなしたさん子が、連絡もよこさず黙って帰ってこようとしているのでは?
そう思った矢先、やっとスマホがピコンとなりました。

 

届いたメッセージは
「おはようございます」

 

12時54分に貰うメッセージじゃありませんよ。
朝送った「おはよう」に今頃返してきたようです。

 

そうじゃなくって!

 

じれったいなと思いつつ、駅に着くのは何時かと聞き返していると
「起きれなくてすみません」
のお言葉が…。

 

それよ。
先にそれでしょ。

 

もう、仕方ないなぁ。
じゃあ行くしかないじゃん。

 

うずうずして落ち着かなかった腰を上げ、いそいそと出かける準備を始める母ふとし。

 

さん子のお昼ご飯には何を買おうかな。
着替えはどれを持っていこうか。
おっと急げ!
さん子が駅に着いちゃうよ。

 

高校生になったさん子。
あと2年で成人です。
母ふとしとカラオケに行ってくれるのはあと何回くらいでしょう。

貴重な娘とのお出かけタイムを中止にしなくて良かったなぁと思いつつ、でも明日の朝も起きないんだろうなぁとちょっぴりため息が出る母ふとしです。
困った困った。

 

【過去記事】
寝坊助だし、物はなくすし…。手のかかる三女さん子です。

siroihutosi.com

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