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ふーちゃん、ワクチン接種で災難

皆さんこんにちは。
3匹の猫の飼い主しろいふとしです。

 

年に一度のワクチン接種。
健康診断も兼ねていて飼い主にとっては重要な行事です。

誰を連れて行こうかしら?

犬の狂犬病のワクチンとは違い、猫のワクチンは任意なので接種時期に決まりはありません。

 

しろい家の猫たちは飼い主の都合で、現在は春に接種を受けています。

 

さてさて今年もそろそろ時期が来たと、ペットキャリーを出して準備。
1人で3匹を連れ歩くのは大変なので1匹ずつです。

 

さて最初に行くのはどの子かな…。

 

部屋の中を見回すと、さっきまで寝ていたはずのみーがどこかへいなくなってしまいました。

 

察した?

こんな時ばかり行動が早い。
いつもはポテポテとした動きで鈍くさいのに。

去年の接種証明書を確認すると、3月の末にふーちゃんが受けていました。
それならもう時期は過ぎちゃっていますから、今日はふーちゃんを連れて行くことにしましょう。

 

大した抵抗もせずにキャリーに入れられたふーちゃん。
車に乗ってさあ出発です。

意外と空いてたけど…

いつも激混みの動物病院。
先生の説明が丁寧で診察代も安いため、近隣から沢山のペットたちが集まります。

 

少しでも早く終わらせてあげたいと、平日の午後を狙って行きましたが大正解。
駐車場も余裕で止められました。

 

これなら待ち時間が短いかもと喜んで病院の自動ドアを通ると、大きな「ワン!ワン!」の鳴き声。

 

一瞬ひるんで半歩後ずさりましたが、見ると可愛らしい大きなお目目でこちらを見つめるパグちゃんが…。

 

前足を踏ん張って一生懸命吠えています。

いつもと違う場所に連れてこられて怯えているのかな?
潤んだお目目が何だか可哀そうに見えちゃいます。

 

頑張れ頑張れ。
病院は怖いとこじゃないよ。
終わったら帰れるだろうからちょっとの我慢だよ。

 

心で励ましながら、ふーが鳴き声におびえないようにキャリーをしっかり抱きしめます。

待ち時間って長く感じる

受付を済ませて隅っこに座っていると、自動ドアが開きました。
人気の動物病院だけあって、平日でもポツリポツリと切れ目なく患畜さん達がやって来ます。

 

これでも空いてる方なんだよね。
座るとこないとか、駐車場がパンパンとか結構あるしね。
今日来てよかった。

 

しばらくすると診察室のドアが開き、パグちゃんが呼ばれて入っていきました。
やっと静かになった待合室で、ふーのキャリーを抱きしめながら一息。


あー早く呼ばれるといいなあ。

 

そう思ったのも束の間、自動ドアの開く音と共に大音量の「わん!わわわん!!わん!」

 

違うワンちゃんのご来院です。

 

中の見えないキャリーケースは結構大き目。
どんなワンちゃんかは分かりませんが 元気いっぱいの大きな声です。

 

キャリーに布がかけられているのはきっと飼い主さんの配慮でしょう。
怖がりな子なのかもしれません。

 

パグちゃんの時と同様に心で励ましながら、ふーの様子を見てみると小さめのキャリーの中で更に小さく丸まっています。

 

まわりの様子は気になるけれど、さっきから聞こえる大きな鳴き声は怖いようで、手足を引っ込めてお鼻だけくんくん。

 

ちょっとかわいそうかな。
犬の鳴き声を聞くことってめったにないから怖いだろうな。

 

とは言っても次はそろそろふーちゃんの番ですから、ここで待つしかありません。

パグちゃんVS謎犬ちゃん

しばらくすると診察室のドアが開きました。

 

パグちゃんが診察を終えて出てきたのですが、待合室には鳴き続けている謎のワンちゃんがいます。


目隠しキャリーの中で吠える声。
それに反応したパグちゃんが、四つ足を踏ん張って精一杯の威嚇をはじめました。

2種類のわんわんと言う声が入り乱れ、声に声がかぶさって収まる様子が見えません。

 

飼い主さん同士の配慮で距離は取られているものの鳴き声までは止められず、とうとう人間同士の会話もかき消されてしまうほどの大音量に…。

 

堪らずパグちゃんの飼い主さんがリードを引きながら院外へ一時避難。

動物病院あるあるで仕方がないこととはいえ凄かったなあ、とふーのキャリーを抱き直していると、やっと診察室からお呼びがかかりました。

 

ふーちゃんは健康

どきどきが収まらないまま受けた診察でしたが、ふーちゃんは無事クリア。
ワクチンも済ませました。

 

しかし
「8歳になったのでそのうち血液検査もしてみましょうね」
とのこと。

 

ひーくんに続きふーちゃんもそろそろシニア猫。
普段の様子も気にしてあげなきゃいけないお年頃になっちゃったようです。

お礼を言って待合室に戻るとさっきの謎ワンちゃんの飼い主さんが、キャリーの上の扉を開けてよしよしと中の子をなだめていました。

 

あの元気いっぱいの鳴き声はどんな子だろうと、ちょっと興味を引かれて見ていると鼻先がすっと出てきました。

 

あら長いお鼻。
あらきれいな横顔。

 

もしかしてダックスちゃん?
ミニチュアかしら?

 

声からの予想を裏切る優しそうなお顔立ち。
この小さなやんちゃさんが、すごく頑張って吠えていたのだと思うと愛しくなります。

そこへお会計で呼ばれたパグちゃんと飼い主さんが再登場!
ひゃー!
第二ラウンド始まっちゃった!!

 

ふーちゃんは更に更に小さく丸まり、一声も発しません。

 

そう言えばさっき診察終わりにキャリーの蓋を開けたら、自分からそそくさと入りにいきましたね。
もはやキャリー内にしか安全を求められない心境になっている?

お会計を終えて帰りの車内。
いつもはうるさいくらい鳴き続ける車嫌いのふーちゃんですが、今は驚くほど大人しくて静か。

「お嬢」だの「お姫様」だのと呼ばれるほど、優雅に勝手気ままに暮らしているふーちゃん。

 

健康を確認しに行ったのに、ストレスを高めちゃったようで申し訳ない。
次は車待機で電話呼び出ししてもらおうかな。

 

怖い思い出が薄れるまで、血液検査はしばらく後にしましょう。
代わりに来週はみーちゃんを連れて行くか…。

 

逃げ足だけ早いみーちゃん。
ふーちゃんよりずっとビビりなみーちゃん。
待合室が今日より静かだとありがたいなあ。

 

 

【過去記事】
↓ お家でのふーちゃんは自由な女です。

siroihutosi.com

 

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