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猫がお話しするようになった

こんにちは。
猫無しでは生きられない可哀そうな50代主婦ふとしです。

 

猫が可愛くて可愛くてしょうがない。


例え留守中に何か所もケッケッと吐き戻されても。
例えそれが替えたばかりのシーツやまくらカバーのど真ん中だったとしても。

 

可愛いの。
可愛いのよ。
うん。

 

そうは言ってもイラつく日はある

別にそこまで怒るつもりではなかったんです。

 

ただ朝一人で忙しくしてるところに、かまってちゃんパワー満載のひーくんがやって来ただけ。

 

いつもの事だったのですが、その日は「かまってちゃん」+「好奇心」のWパワーだったひーくん。

 

ふとしが鍋を取ろうとシンクの下の戸を開けた時、一瞬の隙をついて潜り込んでしまいました。

 

おまけにふとしの手の届かない奥の奥へすっぽりはまり、姿もあまり見えません。

頑固なのはもうじいさんだからかしら

手が届かないので呼ぶしかありません。

「ひー、こっちおいで。」
「お願い出て来て。」
「危ないんだよ。」
「もう扉閉めちゃうよ。」

声色を変えてあれこれと呼びかけますが、動き出す気配がありません。

 

いっつも呼んだら来るじゃん!
何で今日は来ないのよ!

 

時間がたつにつれてイライラが増してきました。

 

火にかけておいた鍋がプスプスと湯気を出し始めています。
お料理の手を途中で止めると段取りが全部狂っちゃう。

 

ひーが出てくりゃそれで万事オッケーなのに。

ついカッとして
「もう知らないよ。閉めちゃうんだからね!」
そう言って一呼吸おいて、動かないのを確認してから扉を閉めちゃいました。

ふーが鳴く鳴く

この時、ふとしとひーのやり取りを全部見ていたのがふーちゃん。

 

最初はふとしと一緒にシンクの下を覗き込んでましたが、ふとしがバタンと扉をしめちゃったら急にオロオロし始めました。

 

くんくん。
カリカリ。

 

閉まった戸を何とかしようと、匂いを嗅いだり爪を立てたり…。
心配している様子が一目で分かります。

 

それなのに、中のひーは動いてる気配がない。
出る気がないのね。

 

どうしたらいいか困っちゃったふーは、聞いたことがないような声で鳴きはじめました。

何かをしゃべっているような不思議な鳴き方。

「どうするの?ねえ、これどうなるのぉ?」
って感じ。

 

閉めちゃったはいいけれど

怒りにまかせて閉じ込めたふとし。
でも、シンク下は鍋に調理器具、水道の配管もあります。

 

猫が一人で長く入っていたら危ないかもしれません。

 

急に心配になって戸を開けてみましたが、じっとして動かない猫の耳が鍋越しに見えるだけ。

 

ふーの変な鳴き声もあって、ふとしのハラハラはどんどん高まりました。

 

「もう料理なんかしてられんって!」

 

ふーが入らないように一旦閉めた戸を、また開けてみるとさっきまでの場所にひーがいません。

 

心配でヒヤッとした瞬間、すぐ隣の閉まってる扉の陰からひーのしっぽがシュッと揺れているのが見えました。

 

「あっ、こっち来たか!」
急いで隣の扉を開けると、するっと出てきたスタイルの良いキジトラ。
何食わぬ顔で優雅に歩いて、くるっと振り向きました。

 

安心した反動で悪態がぽこぽこ飛び出します。

ふとしがまくしたてるのを聞きながら、いつになく険しい表情で睨み返すひー。
三白眼で下からふとしを見上げ、何やらにゃむにゃむとつぶやきました。

 

 

閉じ込めた上に大きな声で怒るふとしに、明らかな不満顔。

 

ふーちゃんは安心したのか、またにゃむんにゃむんとつぶやきました。

 

人間換算で48歳のひーと44歳のふー。
そこに50代のおばさん。

 

同世代のおじさんとおばさん、三人それぞれ勝手にブツブツと文句や独り言。
何だか収拾がつかない朝でした。

 

鳴くというよりはしゃべってる…?

「みゃーん」とか「にゃーんと」か、喉を使って長く伸ばすような鳴き方じゃないんです。

 

にゃむあむ
むにゃむあん
お口を動かして言葉を話すような鳴き方。

 

猫も長く人と暮らしていると、おしゃべりになるのかしら。

 

話し声の様な鳴き声。
そこに状況と表情が乗っかって、言いたいこともなんとなくわかります。

 

こういう生活を続けていると、そのうち日本語と猫語で普通に会話する日が…?

 

何年もたって、ヨボヨボのふとしとヨボヨボの猫たち。
口喧嘩しながら一緒に日向ぼっこでもしてたら最高ですねぇ。
ふふふ。

あれ?
でも今もこんな感じだなあ。
そっか、もう充分会話出来てるのかも。
ふふふ。

 

      

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

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猫に散歩を教えたら飼い主が大変だった

みなさんこんにちは。
パートで主婦だけど、猫の飼い主でもある50代おばさんのしろいふとしです。

 

猫飼い歴もだいぶ長くなりました。
相変わらず「可愛い♪可愛い♪」と、三匹を猫かわいがりする日々を送っております。

 

猫なのに「散歩連れてけ」の圧が強い

憧れだった猫の散歩。
ふとし以上に喜んだのはひーくんでした。

 

すっかり散歩大好きになったひーくん。
週末は朝から晩までふとしの後追いです。

 

「散歩行こうよ!」
「お外出ようよ!」
全身で訴えてきます。

飼い主の上に乗って無言の圧力。
でも目は合わせないスタイルです。

 

それだけならまだしも、いかにして効果的に飼い主にアピールするかを考えたようで、相当邪魔な行動をしてきます。

 

高所からの監視
トイレの出待ち


これくらいなら「あるある」でかわいい。

 

見ているチラシの上に載る

 

ど真ん中にのりますね。
そして絶対降りないし、どかされてもまたど真ん中へ。

 

特売のめんつゆの値段が見えません。

優しく嫌がらせ

一番厄介なのは、パソコンを使い始めるとキーを打つ両手首の上に…

 

卵を温める親鳥のようにそっと優しく、そしてしっかりと乗ってきます。

打てなくはない。
しかし非常に打ちづらい。

 

パソコンの画面も見えにくい。

 

しばらく我慢しますが、耐えかねて手を腹の下から抜きます。

 

左右どちらかの空きスペースにキーボードを移動して打ち始めますが、またもやそっと乗ってくるひーくん。

 

もはやパソコンをやめるか、諦めて散歩に連れていくかどっちかです。

 

しかしそういう時に限って、こちらも色々とやりたいことがある。
「後でね。」
「明日にしようね。」
などとなだめますが、通じる訳はありません。

 


諦めない男ひーくんのソフトな嫌がらせは夕方まで続きます。

 

散歩好きが増えたら圧も強まった

最近ではふーちゃんもお散歩大好きになってしまったので、二匹それぞれに圧力をかけてきます。

こんななので、お散歩出来なかった日は大変。
ふとしがお出かけしたり、悪天候が続いたりとか。

 

一回もお散歩出来ない週末もあります。
そういう時は二匹の目力に罪悪感マシマシのふとし。

 

ごめんね。
無理なのよ。
許してね。

 

そう言って後ろめたい気持ちで過ごすお休みです。

こんな顔で見られちゃったらそりゃもう…。
胸が痛む痛む。

みーはお散歩が嫌い

自由な末っ子のお姫様みーちゃん。
どうやらお外が怖いようでお散歩は拒否。

 

散歩紐をつけてお外に出ても、1分もたたずに玄関ドアにお鼻をつけて開くのを待ちます。

最近はひーとふーがウキウキで紐の装着をしている間にどこかへ隠れてしまいます。
飼い主としてはお散歩が2匹で済むのはラクチンですが…。

 

その代わり溜まったストレスをふとしで晴らしているのではないかという疑惑も…。


エサがあっても早朝にふとしを起こしに来るのって意地悪じゃないのかな。
起きるまでしつこく飼い主の薄い前髪をブチブチ引き抜いていくの。

 

やめて欲しい。
心底やめて欲しい。

寝てる時は天使なのにね。
起きると小悪魔ちゃん。
憎らしいわ。

 

ああ今日もブログ書いてたら時間がどんどん過ぎていく。
みーは多分どっかで昼寝。
でもひーくんとふーちゃんの視線が痛い。

 

ごめんて…。
明日は必ず、ね。
だからごめんて…。
ね。

 

 

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「今年やりたいこと」をやっているか確認

こんにちは。
寝るの大好き、休憩大好きな50代おばさん、しろいふとしです。

 

今年最初のブログ更新で、昨年の振り返りと新年にやりたいことを書きました。

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あれから2か月。
グータラしつつも、少しずつやってみたことの振り返りをしましょう。

試作品あれこれ

いろいろ作ってみたいと希望に燃えたお正月でしたが、まず作ったのはにゃんこの首輪。

 

シュシュタイプをいくつか作ってみました。

つけるとこんな感じです。

モデルはひーくん。
写真がピンボケなせいで、イケメンなのに伝わりにくくなってます。
ごめんね、ひーくん。

 

簡単そうで難しいサイズ調整

制作過程自体は難しいものではありませんでしたが、作って猫さん達に装着すると問題点が…。

 

みーちゃんは被毛が長めで、せっかくのシュシュが隠れ気味に。
よく見えるようにと中のゴムを緩めてゆったりと掛けてあげました。
しかしこうすると、首を下げた時にシュシュがだらんと下がってしまいます。

 

その下がったシュシュが、お水を飲む時に濡れてしまって、みーの首回り全体が湿ってしまいました。

 

シュシュのゴムは、後からも調整できるようにしてあったので、サイズは直しましたが、モデルのみーは冷たい思いをしたことでしょう。
ごめんね、みーちゃん。

その後、女の子の分は赤いリボンをつけてみました。
いやん。
可愛いわ~♪

リボンが見えないですが、ふーちゃんも良くお似合いです。

 

威圧感のある写真ですが、怒っている訳じゃないです。
写真の撮り方が悪かった。
ごめんね、ふーちゃん。

 

スヌードも出来たけどもう春じゃん

三本目のスヌードもやっと完成。

 

極太の毛糸で、ボリュームたっぷり。
かなり温かそうですが、出来たのは昨日。

 

季節はもう春ですよ。
あーあ。

久しぶりに集中して編んだら、左手が腱鞘炎になってしまいました。
筋肉の弱りを痛感してます。

 

それに加えて、最後の仕上げの「はぎ」と「とじ」が進まない。
一枚の布状の編地の端と端をくっつけて筒状にし、その筒の両端をあわせて完成するんですが、ここが一番めんどくさい。

 

順調だと思っていると、ふと何目か前に間違っているところを見つけちゃう…。
そして泣きながら戻る。

 

時間ばかりがどんどん進みましたよ。
くすん。

 

Tシャツの新デザイン作りました

やっとTシャツトリニティさんに新しいデザインをアップできました。

www.ttrinity.jp

久々に、何かTシャツ用に描きたいなと思いiPadを開いたものの、ものすごい眠気がやって来て、それをそのままデザインしました(笑)

 

デザインTシャツ通販【Tシャツトリニティ】

こちらへ速攻で注文。
昨日届きました。

 

Tシャツトリニティさんは結構ちょいちょいセールをされてますので興味のある方はぜひ!
オモシロTシャツとか沢山で楽しいですよん。

撮影用にと壁にかけたらみーがクンクンしにきました。
新しい布の匂いがしましたかね。

 

 

そして以前に、デザイン・販売していた「酒場最高」Tシャツももう一枚購入。

 

春は「我午睡を要求す」のTシャツを着て昼寝。
夏になったら「酒場最高」のTシャツで酒盛りをしたい主婦ふとしです。

 

 

「酒場最高」Tシャツも販売中です。
よろしくお願いしまーす♪

www.ttrinity.jp

 

副業も継続中

提携店を探していた副業ですが、ご協力を頂けるお店様が見つかって只今準備中。
まだまだ経費ばかり掛かりますが、長い目で見て続けていこうと思います。

 

初期投資分が回収できるくらいの収入になったら、何をしているかご報告したいなと思っています。

今はまだ軌道に乗るかどうかも怪しい段階ですのでね。
こっそり頑張ります。

 

 

さて、あと今年頑張りたい事ってなんだっけ。

うーん、今途中までやっているのは羊毛フェルトで猫づくり。
あと可愛い布でガマ口も作ってみたい。

 

そしてこれ最も重要!
「睡眠」
今年はここ特に注意して、不足にならないようにしていきたいと思います。

よし!
寝るぞ!!

 

ということで、今日はこれまで。
皆さんおやすみなさーい。
むにゃむにゃ。

 

 

↓ そういえば毛糸のポンポンでお人形作りしてた時もありました。

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猫が柔らかいのは私の為なのよ


50年以上生きていると、視界に入る自分の手はシワシワ。
猫を撫でる手をとめて、がっかりした気持ちで指関節の深い皺を眺めます。

 

パートで主婦で飼い主の50代おばさんは、自分をケアすることを忘れてもう何年たったかしら…。

 

鏡もろくに見てないけれど、きっと目じりや首筋も年齢相応、またはそれ以上の変化をしていることでしょう。
ああ、見たくない。

普段は忘れているのに、こんな天気の良い休日の朝はふと見なくてもいいものが目に留まります。

 

日なたでふくふくに暖まり丸くなる猫たちに、節だった指を広げてゆっくりと手を埋めていくと、目をつぶったまま気持ち良さそうに「うみゃん」と鳴きました。

綺麗じゃなくてもいいの。
だって誰も見ないじゃない。

人生で唯一のパートナーである夫は、妻の顔も髪もスタイルも服装にも興味がありません。
「人生で唯一のパートナー」なのに…。

「がっかりだよ。」
そうつぶやいて、仰向けに態勢を変えた猫の腹をさすると、もっともっとと要求するようにくねくね。

 

「ああがっかり、ほんとにがっかり…。」
両手で猫を抱えるようにして、柔らかい腹毛にそっと顔を埋めます。

さすがにちょっと迷惑そうな表情になり薄目を開ける猫。


機嫌を取るように背骨からお尻のあたりを軽くトントン。
猫の毛に半分くらい埋まった鼻で、そのままゆっくり呼吸をします。

 

ケアを怠ったのは自分のせい。
分かってはいるんだけれど。

上がらないモチベーション。
その原因は愛情のガス欠。

 

50代のおばさんだろうが愛情は必要なんですよ。

 

お腹に埋めた頭を左右に軽く振ると、爪をかくした前足で優しく頬を押さえられました。


寄せてきた口元が顔に当たって、冷たい鼻水にびっくり。
思わず笑って頭を起こすと壁の時計が目に入りました。

ありゃ、時間がこんなに過ぎているではないですか。
卵の特売の時間がせまっていますよ。
急げ急げ。

 

帰ってきたらまたやわやわの猫のお腹を撫でなければ。

 

だってあの柔らかさは全て私の為にあるんだから。
そう思えばこそ生きていけるんだから。
ねえ。

 

↓ 猫様たちに生かされている飼い主ふとしです。

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猫に見下ろされてのご臨終を希望ですが…

こんにちは。
50代主婦しろいふとしです。

 

いろいろあって遅れましたが、昨日やっとコロナワクチン4回目を接種しました。
過去3回とも体調不良が伴いましたので、今回も同様と覚悟しております。

 

前回とは違うワクチンなのね

病院で看護師さんが言うには
「今までと違って新しいワクチンなので、何か体調に異変があればすぐ言って下さいね。」
とのこと。

 

そうか、オミクロン株対応だからかな。

 

でも、そういうこと言われちゃうと素人はますますおっかなびっくりで、病院での待機時間もハラハラしながら待合室のテレビを見てました。

 

そうこうしているうちに時間が過ぎ、ほっとしながら帰りました。
取りあえず、接種直後の急変はなかったので一安心です。

 

24時間経過後からの24時間

前の3回がそうだったのですが、ふとしはワクチン接種後、約1日程度を普段通りに過ごします。

 

そうして
「何だ副反応もう終わり?大したことないじゃん。」
などと油断しているあたりから頭重感、倦怠感、めまいなどが始まります。

 

安心させてからの副反応、約1日。
ちょっと嫌です。

 

で、今回は最初から丸2日間を対副反応タイムとして予定しました。

 

家族に何度も何度も、
「今度の週末、母は副反応ですからね。役に立ちませんからね。」
と宣言。

 

ワクチンの前日にまた繰り返したら、苦笑いされちゃいました。
「そうだったね。分かった分かった。」

夜が明ける…、いよいよ副反応じゃん

布団の中でうっすらと目覚めたふとし。
時計を見ると朝の5時です。

 

ワクチン接種は昨日の午前中だから、そのうち具合が悪くなってくるはず…。

 

そう思いながら軽く寝返りを打とうとして、少しめまいを感じました。
おっと。
これはもう始まってるんじゃない?
副反応。

 

やはり今までとは違うのかな。
始まりが早いね。

 

そう思いながら姿勢を戻して仰向けになります。
すると視界の端にお猫様。

猫に寄り添われて…

このフワフワ具合はみーちゃんですね。
頭の真上のあたりにも別のお猫様が見えます。
こちらはひーくんでしょう。
そして壁際の猫ベットあたりにはふーちゃんの気配がかすかにします。

 

普段の朝の光景。
でも副反応でふらつくせいなのか、ちょっと気弱になったふとし。

 

「生き物は皆いつか死んじゃうんだもんね。ふとしの最後は今みたいにみんなが枕元にいてくれると嬉しいなぁ。」

 

頭に寄り添っているみーちゃんを撫でながら、もふもふの猫たちに囲まれて息を引き取る自分の様子を想像しました。

 

最後の時にね、もう指一本も動かせなくて、目も開けられなくって…。
いつ最後の一呼吸になってもおかしくないその時に、頬にふわっと柔らかい毛を感じて…。

 

『あぁ、傍にいてくれてありがとう。
今まで一緒に暮らしてくれてありがとう。
先に逝ってごめんね。』

 

もし目を開けることが出来たなら、おそらく上から見下ろすように飼い主の顔を見つめる猫たちがいる事でしょう。
もう見れないこの子たち一匹一匹の表情を思いながら、本当の最後の一呼吸をする…。

こんな風にお別れできるなら、それが今でもいいかもしれない。
そんな気持ちで、暗がりの中みーの顔をじっと見つめました。

 

反省します

結局猫たちにふとしの体調不良など伝わるはずもなく、もちろん今生の別れの余韻に浸る飼い主の感傷も理解してもらえず、しぶしぶキッチンへ降りていくことになりました。

いつものように朝のおやつを上げると三匹は喜んでぺろり。

 

そうよね。
まだ死ねないのよね。
ふとしが死んだら、この子たちのおやつは誰が上げるっての?

 

まあ、夫と娘たちが世話してくれるでしょうが、しろい家の筆頭飼い主としては無責任ですものね。
副反応ごときで弱ってはいられない。

 


飼い主が看取られるんじゃなくって、飼い主が看取るのが正解。
ふとしにとっては幸せなご臨終シーンでしたが、これは想像だけのものとしなくっちゃ。

 

ワクチンの副反応は、朝の布団の中のめまいが最高で、それ以降は待っても待っても現れず。
どうやら思ったほど体調が崩れることはなかったみたい。

まあ、良かった良かったです。

 

 

 

↓ 日常生活では常に猫を優先しているふとしです。

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